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消費電力を約5割*低減した広幅の産業用インクジェットヘッド
『KM1024』シリーズ新発売
2009年11月04日
コニカミノルタIJ株式会社(本社:東京都日野市、社長:大野 彰得、以下、コニカミノルタ)は、現行の製品に比べて消費電力を大幅に低減し環境に配慮した、1024個の多ノズルを有する広幅な産業用インクジェットヘッド『KM1024』シリーズを、11月中旬より発売いたします。
『KM1024』は、コニカミノルタが産業用途向けに新たに開発した、オンデマンドピエゾ駆動方式のインクジェットヘッドです。産業用インクジェットヘッドとして多くの納入実績がある『KM512』の2倍に相当する1024個のノズルを有し、『KM512』に比べ、ヘッド幅も2倍の72mmと広幅化いたしました。これにより、高い生産性が要求されるプリントシステム(例:シングルパス方式のインクジェットプリンター等)への適正をさらに高めております。
また、低電気容量のアクチュエーターの開発により、消費電力が『KM512』に比べ、約50%*になり、より一層環境に配慮いたしました。さらに、新開発のICの搭載により、8階調での印字を可能としております。この多階調印字により、高精細化が必要な用途での使用範囲が拡大いたします。本体は、奥行きがより薄く設計されていますので、多数のヘッドを印刷装置に搭載する場合でも、ヘッドの搭載部をシンプルかつコンパクトに設計にすることが可能です。各種産業用インク(UVインク、溶剤インク、油性インク等)での使用ができるように、ヒーター付、ヒーターなしをラインアップいたしました。
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- 『KM512』ヘッドのノズル当りの消費電力との比較
主な特長
- 1024個の多ノズル、72mmの広幅ヘッドにより、大幅に生産性が向上しました。
- 低電気容量のアクチュエーターの開発により、消費電力が現行品に比べ約50%になりました。
- 新開発のICの搭載により、360dpi x 360dpiの解像度で最大8階調での印字が可能となり、豊かな色調、高精細化を実現しました。
- 奥行きが薄く設計されているため(幅131mm、奥行18mm、高さ89mm、重さ140g)、ヘッドの搭載部やプリントシステムをシンプルかつコンパクトに設計することができます。
- 各種産業用インク(UVインク、溶剤インク、油性インク等)に対応。UVインクなどの高粘度インクで使用ができるようにヒーター付もラインアップいたしました。
コニカミノルタのインクジェット事業では、産業用インクジェット分野向けに、独自の材料技術や精密加工技術を活かした高性能インクジェットヘッド、多機能インク、関連機器、およびシステムを提供しております。コニカミノルタは、今回のインクジェットヘッド『KM1024』の新発売により、幅広い産業用インクジェット技術の用途拡大を図ってまいります。
製品名 | コニカミノルタインクジェットヘッド | KM1024MNB(ヒーターなし) |
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KM1024MHB(ヒーター付) | ||
発売時期 | 2009年11月中旬 |