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「知的財産報告書 2009」をWEBサイト上で公開
2009年7月13日
コニカミノルタグループ(以下、コニカミノルタ)では、2008年度の知的財産活動への取り組みについてまとめた「知的財産報告書 2009」を、本日よりコニカミノルタのWEBサイト*上で公開いたします。また、8月上旬発行予定の英文アニュアルレポートなどでも知的財産に対する考え方を公開してまいります。
(*http://konicaminolta.jp/pr/ip)
コニカミノルタでは、透明性の高い企業経営を目指し、業績報告に加えて、経営戦略及びCSR(企業の社会的責任)の取り組みなどの企業情報の開示を推進しております。知的財産情報についても、当社の技術力に対し、ステークホルダーの皆さまのご理解を一層深めていただくために、「知的財産報告書」を毎年公開しています。
内容的には、今年も経済産業省の指針に従い、知的財産報告書の開示10項目に沿って作成しています。08年度の知的財産活動の概略を述べますと、中核事業の情報機器分野と戦略事業のオプト分野を合わせた特許公開件数が過去最高となり、全体の3分の2を占めるに至りました。両分野の特許保有件数も増加しており、全体のおおよそ70%を占めております。今後の成長につながる共通基盤技術・先端技術についても積極的に特許権の蓄積を図っており、特許保有件数は日本で15%、米国で16%を占めています。この中には有機ELの長寿命、高発光効率を可能とするりん光材料特許も含まれており、その保有件数は国内第1位(独自集計)となっています。
知的財産活動の中核組織である知的財産センターでは、一層の知的財産創出を図るため、関東・中部・関西の各地区にブランチを配置し、研究開発現場に密着した活動を推進しています。また、海外にも人員を配置し、グローバルな視点で知的活動を推進しています。中国では、現地知的財産業務の強化とともに模倣品へも迅速な対応を行っています。
コニカミノルタは、イメージング領域において長年にわたって培ってきた「材料」「微細加工」「光学」「画像」の4つの分野で12のコア技術を保有し、これらをもとに、情報機器、光学デバイス、医療・印刷用機材、計測機器、産業用インクジェット、プラネタリウムなどの領域で多彩な事業を展開しております。また、社会ニーズが高まる「環境・エネルギー」および「健康・安全安心」分野において、独自の技術を極め、当社ならではの製品を開発し、新しい事業の育成を推進しています。「環境・エネルギー」分野では、米国ゼネラル・エレクトリックカンパニーと提携するなど、有機EL照明の商業化に向けて開発を加速し、新たな価値の創造を目指しています。
コニカミノルタでは、将来の新規事業も含め、各事業領域において、競争優位性を確保するために、知的財産活動を一層強化してまいります。