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コニカミノルタテクノロジーセンターが分析結果の信頼性を保証する
国際的な試験所認定規格「ISO/IEC 17025」の認定を取得
2008年10月17日
コニカミノルタテクノロジーセンター株式会社(本社:東京都日野市、社長:松崎 正年、以下、コニカミノルタ)の先端材料技術研究所分析技術室環境測定グループ(以下、環境測定グループ)は、日本適合性認定協会(JAB)より「化学試験・有害物質の分析」について、試験所の国際規格であるISO/IEC 17025の認定を取得しました。
ISO/IEC 17025は、試験所の能力に対する国際規格であり、ISO/IEC 17025で認定された試験所は、品質マネジメントシステムを運営し、技術的に適格であり、かつ、技術的に妥当な結果を出す能力があることを、国際的に認められたことになります。コニカミノルタの環境測定グループが提供する特定の有害物質に関する分析値は、日本だけでなく世界にも通用するものとなりました。
コニカミノルタでは、長年にわたり蓄積された感光材料の開発に伴う化学物質の分析ノウハウをベースに、環境測定グループにおいて、使用されている部材の化学物質を厳密に分析し、環境安全に細心の配慮をしてデジタル複合機やレーザプリンタを出荷しています。一方、最近では特定有害物質の規制が強化されるなか、分析や試験の結果に対する信頼性が市場から求められ、製品に添付する分析データがISO/IEC 17025の認定を受けた試験所のものであることを条件とするお客様が欧米を中心に増えつつあります。このような市場ニーズに対応するため、このたびコニカミノルタの環境測定グループでは認定の取得にいたりました。
安心して安全に使用していただける製品をご提供するために、コニカミノルタでは、世界各地域の安全規格への適合はもちろん、より厳しい自主基準値を目標に製品開発の各段階でPL(製造物責任)評価を行っています。また、製品の環境負荷低減とともに、使用時に発生する騒音や振動、VOC(揮発性有機化合物)の放散などを厳しく規制した、ドイツの「ブルーエンジェルマーク」の認証取得にも積極的に取り組んでおり、「ブルーエンジェルマーク」の申請に必須とされている化学物質放散の測定が可能な試験所としての認定も、2006年11月に取得済みです。今般、自社内の試験所が国際的認定を受けたことにより、一層信頼される製品・サービスをご提供できるよう努力してまいります。