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ハードディスク駆動装置用ガラス基板の需要増に対応
マレーシア マラッカ州に新工場竣工

2008年2月21日

コニカミノルタオプト株式会社(本社:東京都八王子市、社長:松丸 隆、以下コニカミノルタ)は、ハードディスク駆動装置(HDD)用ガラス基板の新たな生産子会社として、マレーシア マラッカ州に「Konica Minolta Glass Tech (M) Sdn. Bhd.」を設立、2007年3月より工場建設を進めてまいりましたが、本日、竣工いたしました。

1) 背景と目的

パソコンや携帯音楽プレーヤー等の記憶装置であるHDDには、磁気ディスクが組み込まれていますが、その磁気ディスクのベースとなるのがサブストレートと呼ばれる円盤状の基板で、アルミニウム製とガラス製があります。ガラス基板はアルミニウム基板に比べて、耐熱性・耐衝撃性に優れ、記憶媒体の高密度化にも適していることから、ノートパソコンをはじめさまざまなデジタル家電において、採用が拡大しています。

コニカミノルタは、ガラスレンズの開発・生産技術をベースに素材開発から溶融・プレス・研磨まで一貫した開発生産体制を構築し、1990年代から磁気ディスク用ガラス基板事業を手掛けてまいりました。これまで国内の関係会社、コニカミノルタガラステック株式会社にて生産を行ってまいりましたが、デジタル家電の普及やメモリの大容量化等に伴う需要の増大に対応するため、新生産拠点を設立することを決定しました。東南アジアには多くのHDD関連メーカーが進出しているため、マレーシアに生産拠点を設けることによって、より迅速な供給ができる体制をめざしています。
当初、月産100万枚の生産からスタートしますが、将来的には生産能力を300万枚まで上げることも視野に入れて、今後のさらなる発展に対応してまいります。

2) 会社概要

名称 Konica Minolta Glass Tech (M) Sdn. Bhd.
所在地 マレーシア マラッカ州
設立 2006年11月
資本金 62.85百万 マレーシアリンギット(約20億円)
出資比率 コニカミノルタオプト株式会社 100%
代表者 滝川 孝一 (社長)
敷地面積 10万m2
投資規模 約70億円
着工 2007年3月
竣工 2008年2月
従業員数 約500人
事業内容 HDD用ガラス基板の研磨加工


Konica Minolta Glass Tech (M) Sdn. Bhd. の外観

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