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2008年 年頭ご挨拶
「さらなる成長に向けて」

2008年1月1日

コニカミノルタホールディングス株式会社
代表執行役社長 太田 義勝

新年明けましておめでとうございます。

昨年の世界経済の情勢は、米国経済においてはサブプライムローン問題に端を発した信用収縮の影響もあり、これまで拡大基調が続いた景気に減速感が見られました。欧州経済は信用リスクへの警戒感は高まったものの、輸出及び設備投資が堅調に推移し、全体としては緩やかな成長を維持することができ、アジア経済も中国が高い成長を維持するなど、総じて好調に推移しました。わが国の経済は、原油に代表される原材料価格の高騰といった懸念材料を抱えながらも、ユーロ高や円安の為替メリットの追い風を受けた輸出製造業を中心に企業業績が大幅に改善するなど、景気は底堅く推移しました。

弊社は、このような経済環境の中、選択と集中を徹底し、情報機器事業やオプト事業を中心に事業強化に取組んだ結果、2008年3月期中間決算は営業利益、経常利益、及び中間純利益の各項目において最高益を更新することができました。

コニカミノルタグループは、一昨年5月、3ヵ年の中期経営計画「FORWARD 08」を発表いたしました。06年、07年とその方針に基づいて、成長の見込まれる事業領域や市場に経営資源を集中させ、その中でトップポジションを確保していくという "ジャンルトップ戦略" をグループの総力を挙げて推進し、一定の成果を収めてまいりました。 中期経営計画の最終年度を迎える本年におきましても、市場環境の変化、競争の激化が予測されますが、機器・サービス事業群とコンポーネント事業群を両輪とする成長をさらに加速させていきます。その為にも、中核事業である情報機器事業においては、カラーMFPのトップポジションを確固たるものにすること、戦略事業と位置付けるオプト事業では液晶TV市場で高機能TACフィルムの拡大を図る等、既存のコア事業を一層強化・進化させることが至上命題であり、これらについては、着々と基盤整備を進めております。合わせて、将来の成長事業育成を念頭に、当社独自の有機EL 技術を活用した照明事業につきましても、2010年の事業化を目処に米国GE社との協業を進めております。

2003年の経営統合から既に4年以上が経過しましたが、今なお「価値ある企業・評価される企業を自らの手で創っていく」という熱い思い、強い自覚をグループ社員全体から感じます。そしてこれまでに生み出してきた成果が、社員一人ひとりの自信へと繋がり、より高い目標に向ってチャレンジする原動力になっていると考えます。私はこの力こそが、コニカミノルタの更なる成長を牽引していくものであることを確信しております。

弛まぬ挑戦と成長を続けるコニカミノルタグループは、今後も企業メッセージ "The essentials of imaging" の下、イメージング領域で必要不可欠なグローバル企業として世界中のステークホルダーの皆様のご期待に応え続けてまいります。

本年も皆様方のご健康とご多幸を心からお祈りいたしますとともに、当社グループに対しましても、なお一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

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