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コニカミノルタエムジーと富士通、診療所向けビジネスで協業
~デジタルX線画像読み取り装置と電子カルテシステムとのシームレスな連携を実現~
2007年7月10日
コニカミノルタエムジー株式会社
富士通株式会社
コニカミノルタエムジー株式会社(本社:東京都日野市、社長:谷田清文、以下、コニカミノルタ)と富士通株式会社(本社:東京都港区、社長:黒川博昭、以下、富士通)は、国内における無床診療所向けビジネスにおいて協業することで基本合意いたしました。
今回の協業では、デジタルX線画像読み取り装置(Computed Radiography、以下CR)ビジネスで豊富な実績をもつコニカミノルタに、国内において医療情報システムのトップベンダーである富士通が、無床診療所向け電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-CX(ホープ イージメイン シーエックス)」を提供することで、CRと電子カルテシステムとのシームレスな連携を実現します。CRに電子カルテシステムを組み込むことで、無床診療所では作業・スペース・コスト面から効率化を図ることが可能となります。
現在、診療所における電子カルテシステムの導入率は10%以下にとどまっていますが、医療分野のIT化は厚生労働省も強力に推進しております。また、医療機関の機能分化に伴う医療機関相互の連携の必要性の高まりなどを受け、今後、診療所におけるIT化は急速に進むものと考えられます。
そのような状況のなか、コニカミノルタと富士通は、両社の強みであるCRと電子カルテシステムを一体化した製品を提供することにより、進展する診療所のIT化にいち早く対応すべく、今回の合意にいたりました。
コニカミノルタは、「REGIUS(レジウス)」シリーズのCRの拡販および放射線画像管理システム(PACS: Picture Archiving and Communication System)や電子カルテ・情報システムと連携した医療機関のIT化を図るシステムソリューションビジネスの強化などにより、ヘルスケア事業の中長期的拡大を図っております。今後デジタル化のニーズがますます高まると予想される診療所を対象に、小型で操作が簡単なCRとCRコンソール/ビューワ/ファイリング機能を一体化したマルチユニットシステム「REGIUS Unitea(レジウス ユニティア)」を6月から発売しております。
富士通は、電子カルテシステムの分野において国内でトップシェア(注1)を維持しています。富士通の無床診療所向け電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-CX」は、これまで培ったノウハウを活かし、シンプルで親しみやすい画面デザインと使いやすい豊富な機能を搭載しており、また、無床診療所内のIT化はもちろんのこと、地域の医療機関との情報連携を可能にする機能を搭載しております。
今回の協業により、コニカミノルタは、診療所市場におけるCRのトップベンダーを目指し、富士通は、診療所市場における電子カルテシステムの大幅なシェア拡大を目指します。
今後両社は、今回の診療所向けビジネスでの協業を通じ、全国に約9万7000施設(注2)ある診療所に対し、お客様のニーズに合ったトータルソリューションを提供してまいります。
【出荷開始予定】
2007年10月
【販売目標台数】
2010年度末(2011年3月末)までに、1,000セット以上
【注釈】
(注1) 富士通の推定による
(注2) 厚生労働省大臣官房統計情報部「医療施設調査」(平成17年度)による
【関連Webサイト】
- http://konicaminolta.jp/healthcare/(「コニカミノルタヘルスケア」紹介サイト)
- http://segroup.fujitsu.com/medical/(「富士通 医療ソリューション」紹介サイト)
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。