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2007年 年頭ご挨拶
「変化こそチャンス」
2007年1月1日
コニカミノルタホールディングス株式会社
代表執行役社長 太田 義勝
皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年の世界経済の情勢は、米国経済においては景気に減速感が見られましたが、内需が牽引し堅調に推移しました。欧州経済も輸出が好調に推移し、緩やかな回復基調を示し、アジア経済も総じて好調に推移しています。わが国の経済では、原油に代表される原材料価格の高騰が懸念されながらも、ユーロ高や円安が輸出企業には追い風となり、景気は回復基調を維持しております。
弊社は、このような経済環境の中、業績向上への奮闘を続け、2007年3月期中間決算は売上高、利益とも当初の予想を上回ることができました。フォトイメージング事業終了に向けた構造改革を計画どおり進捗させ、情報機器事業やオプト事業を中心に事業強化の取組みが着実に成果として表れてきております。
コニカミノルタグループは、昨年、闘う集団への変革を掲げ、新しい中期経営計画の「FORWARD 08」を発表いたしました。その基本方針は、グループ総力を挙げての成長と新たな企業イメージを構築することです。
本年は、機器・サービス事業群とコンポーネント事業群を両輪とする成長をさらに加速させ、各事業分野においてトップグループ入りを目指す、“ジャンルトップ戦略”を着実に遂行させてまいります。市場環境、競争もますます厳しさを増すものと予測されますが、大きく飛躍する年にする所存です。
また、これからの企業は、社会から信頼され、尊敬されることが大切であると考えます。CSR(企業の社会的責任)経営を推進し、社会にとって有用な企業として認めていただけるよう努力を続け、企業価値を高めてまいります。
私は、企業の成長と価値を高めるために最も重要なことは、「過去の成功にとらわれない自己変革」だと考えます。現在、活躍している企業は、その歴史の中で不断の改革と挑戦を経て今日の姿があります。新しい挑戦を始めたコニカミノルタも、過去の成功体験へのこだわりを捨て、“アグレッシブに変革”していかねばならないと考えます。
また、コニカミノルタグループが進めるすべての事業分野においては、デジタルからネットワーク化へと急速な変化が起こっています。急速な変化が起きているからこそ、チャンスでもありますので、この変化を的確に捉え、スピードを上げて私たちの企業活動に結びつけていかねばなりません。そして、コニカミノルタグループは、企業メッセージの“The essentials of imaging”の下、イメージングの領域で市場をリードする真のグローバル企業としての存在感を示してまいります。
本年も皆様方のご健康とご多幸を心からお祈りいたしますとともに、コニカミノルタグループに対しましてもなお一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう何卒、よろしくお願い申し上げます。