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液晶偏光板用保護フィルムのTACフィルム事業
兵庫県神戸市に建設中の第4工場が竣工
2006年9月15日
コニカミノルタオプト株式会社(社長:松丸 隆 本社:東京都八王子市 以下、コニカミノルタ)は、液晶偏光板用保護フィルムのTACフィルム※事業の生産増強として、昨年春より第4工場(以下、L-4工場)の建設を進めてきましたが、このたび竣工いたしましたのでお知らせいたします。コニカミノルタのTACフィルム生産工場は、このたびのL-4工場の竣工により、合計4工場となりました。
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- TACフィルム:トリアセチルセルロースフィルム
L-4工場の投資規模は総額で約100億円、生産能力は約3,000万m2/年、建設地は、兵庫県神戸市のコニカミノルタ西神サイトです。
コニカミノルタは、2000年3月から本事業に本格的参入以来、市場では製品品質の高い評価をいただいてまいりました。今後も、伸長著しいTACフィルム事業を成長事業の核のひとつと位置づけ、本事業には積極的な投資活動を行ってまいりたいと考えております。
事業の経緯
コニカミノルタには、現在、業界初のTACフィルム生産工場として神戸サイトに2000年3月に竣工したL-1工場、2002年11月に竣工したL-2工場および2005年9月に西神サイトに竣工したL-3工場があり、市場に対して製品供給を行ってまいりました。
L-3工場と同地の西神サイトに竣工したL-4工場の稼動により、TACフィルムの生産能力が飛躍的に伸び、4工場を合わせた生産能力は、約12,000万m2/年となります。
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- L-1、L-2工場の所在地:兵庫県神戸市西区高塚台1-5-3 コニカミノルタ神戸サイト内
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- L-3、L-4工場の所在地:兵庫県神戸市西区高塚台4-4-1 コニカミノルタ西神サイト内
さらに、新たに本年7月より建設着工いたしました、第5生産工場(L-5工場 2007年秋コニカミノルタ神戸サイトに竣工予定)の稼動後は、TACフィルムの全生産能力が約17,000万m2/年となり、伸張著しい液晶ディスプレイ需要に対応するさらに大きな生産能力を確保することになります。
TACフィルム 新工場(L-4工場)の概要
1.建設地 | 兵庫県神戸市西区高塚台4-4-1 <コニカミノルタ西神サイト敷地内> |
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2.建設投資規模 | 約100億円 |
3.延床面積 | 約5,000m2 |
4.生産品目 | 液晶偏光板用保護フィルム「TACフィルム」 |
5.生産能力 | 約3,000万m2/年 |
6.着工時期 | 2005年6月 |
7.竣工 | 2007年2006年* 9月 |
現在、液晶ディスプレイは、液晶テレビをはじめとし、ノートパソコンや携帯電話、携帯情報端末などを中心に幅広く利用されており、用途は今後も増大し続けると予測されます。液晶ディスプレイ市場の拡大に伴い、基幹材料である液晶偏光板の需要も益々拡大するものと見込まれ、合わせてTACフィルムの需要も増大するものと推定されます。TACフィルムは、優れた光学特性、表面平滑性および加工適性を有することから、液晶偏光板用保護フィルムとして使用されております。
また、製造については、「溶液流延製膜」という特殊製法技術を用いており、極めて高い技術とノウハウが必要とされています。コニカミノルタは長年培ってきたフィルムの開発・生産技術をTACフィルムへ応用し、さらに高度な技術を用いた高機能製品を開発することにも成功いたしております。これまで、供給先となる液晶偏光板メーカー各社から品質の安定性をご評価いただき、供給量ならびに生産量とも拡大してまいりましたが、今後も需要の伸びに対してさらなる生産の増強を図ってまいります。
* 9月15日修正