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プロ意識を持ち、職場に新しい空気を入れて欲しい

2006年4月3日
コニカミノルタホールディングス株式会社
代表執行役社長 太田 義勝

新入社員の皆さん、本日は入社おめでとうございます。
コニカミノルタグループを代表して、皆さんの入社を心から歓迎いたします。
一昨日の4月1日、私は当社の代表執行役社長に就任いたしました。本日の入社式がまさに社長に就任しての最初の仕事であり、今日の日の新たな感動と緊張を、入社された皆さんとともに分かちあっていきたいと考えております。

コニカミノルタは、2003年に経営統合して、ようやく2年半になります。この間、市場の変化や技術の進化の速さには驚くべきものがあり、当社も様々な経営上の変化をしてきました。今年の一月には多くの報道でもご存知のように、長らくコニカミノルタを支えてきた、また、世界の写真産業を支えてきたとも言える、当社のフォトイメージング事業を終了することを決断し、歴史的に大きく変革することを宣言いたしました。その意味でも、今日からはコニカミノルタグループにとっては本当の意味で、新しい企業として脱皮していくとても大切な年となっています。

コニカミノルタは、“イメージングの領域において市場をリードする企業を目指し、過去の成功体験や慣習にとらわれずに、お客様の視点に立ち、常に変革し続ける人”を尊重していくことを人事理念として提唱しています。デジタルやネットワーク技術の時代に入り市場環境は大きく変化してきており、従来の考え方による研究開発や営業だけではこれからの厳しい時代を乗り切っていくことはできません。視野を広げ、イメージングの領域でお客様が真に求めているものをいち早く先取りし、従来の発想を変えた開発や営業を求めています。

私から、本日入社された皆さんに望むことは、以下の3点です。

1.職場に新しい空気を入れて欲しい

企業というものは年数が経てばいつしか古くもなり、徐々に錆びついていくもので、意識して新陳代謝を行うことが必要です。 皆さんは入社するまでは学生の立場で、最も新しい学問や新鮮な社会の空気を吸ってこられました。 その意味では最もフレッシュな感覚を持っておられると思われます。 先輩諸君には日頃から積極的に変革せよと伝えており、個々人においては角があっても一向に構いませんので、皆さんには、ぜひ、仕事を待つという姿勢ではなく積極的に働きかける姿勢を持ち続け、職場の中に新鮮な風を吹き込んでいただきたいと思います。

2.社会人としてプロ意識を持って欲しい

社会人になられ、期待と不安とが交錯する時でもありますが、今日からは学生時代とは異なり、しっかりした自らの人生設計をもち、自分の腕で稼がないと生きていけません。いろんな場で、自己の能力を高める努力をしていただき、その高めた能力を職場でいかんなく発揮してもらいたいと思います。

一流のプロは才能に加えて人知れず大変な努力をしているものです。そういうプロは社内のみならず広く社外でも認められ、それに応じた評価が自ずから伴ってくるものです。ぜひ、今日からはプロ意識で行動していただきたいと願っています。

3.一人ひとりが“コニカミノルタ”ブランドを創り上げていくという自覚を持って欲しい

コニカミノルタは、これまでカメラやフィルムによるブランドイメージが強く、世界的にも知名度と高い技術への信頼の証としてなってきました。しかし、フォトイメージング事業の終了を宣言した今、コニカミノルタブランドが風化してしまう危惧があります。事業の柱が、情報機器事業、光学デバイス、医療や印刷機器、そして計測機器など、直接一般消費者を対象にしたものからいわゆるBtoB事業にシフトしていきますが、常にお客様から信頼され、満足していただける課題解決型企業としての新しいブランドイメージを築きあげていただきたいと考えております。ブランドは広告や宣伝のみに頼るようなものではなく、私も含め、皆さん一人ひとりが仕事を通じて実現し、その成果を広くPRしていくことで高まっていくと思っております。

さて、コニカミノルタは今日から新たな成長を掲げてスタートします。

世界的に期待される企業集団としてグローバル市場における競争に勝ち抜き、発展を続けていくには皆さんの力が必要です。私もコニカミノルタの発展のために全力を注いでまいりますので、どうか一緒になって新しいコニカミノルタを築いてまいりましょう。大いに期待しています。

本日は入社、誠におめでとうございます。

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