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コニカミノルタは2006年をもってカメラ事業・フォト事業を終了いたしました。これらの分野で培った技術は、デジタル複合機などの情報機器事業や光ディスク用レンズなどのオプト事業等において活かし、皆様にとって“essential”(必要不可欠)な企業となるべく邁進してまいります。

コニカミノルタ、富士フイルム、コダックの3社が
新時代のデジタル画像管理規格「EVERPLAY*1」を発表し、無償ライセンスを開始

2006年2月22日
コニカミノルタフォトイメージング株式会社
富士写真フイルム株式会社
コダック株式会社

  コニカミノルタフォトイメージング株式会社、富士写真フイルム株式会社、イーストマン・コダック社、(以下3社)は、このたび、世界ではじめて静止画、動画、音声、などをアルバムとして自在に活用でき、かつ、世代を超えて写真を保管し鑑賞可能な、新時代のデジタル画像管理規格「EVERPLAY」を開発いたしました。本日より、その無償ライセンスプログラムを開始いたします。

*1
"エバープレイ"と読みます。「いつでも、どこでも再生・共有ができる」という本規格の狙いを表現しています。「デジタル画像を将来にわたって世代を超えて楽しみたい」というユーザーのご要望にお応えするために、2004年9月より「PASS」規格(仮称)として3社で策定に取り組んでまいりました。今回規格が完成したことで、正式名称を「EVERPLAY」とし、広く普及を目指すものです。 (PASS:"Picture Archiving and Sharing Standard"の略)

  近年、TVなどホームディスプレイの高画質化により、ユーザーの写真など個人のマルチコンテンツをユビキタスに鑑賞・活用するニーズがますます高まってきております。しかしながら、個人コンテンツであるデジタル画像の整理・保管の方法は各社独自に進化し、その継承や、永続的な鑑賞については保証されておりませんでした。EVERPLAY 規格は大切な写真画像データを将来にわたり楽しめる仕組みを提供し、デジタル画像の管理におけるお客様のニーズを解決することを目指しております。

  また、既存規格の多くは再生のための仕様に重点が置かれ、画像をアルバムとして管理するニーズが見落とされてきました。3社は100年もの間、信頼性が高く、互換性のある写真システムを提供してきた経験を生かし、写真画像をHD-TV*2 でもアルバムとして楽しむことができ、誰でも、いつまでも、誰とでもシェアしあえる仕組みの規格化を行いました。この規格は次世代言語XML*3 を活用し、大量の写真を整理・識別化することで高速に検索・特定が可能であり、かつ、搭載しやすい仕組みとなっております。

*2
HD-TV:"High Definition TeleVision"の略。高精細な次世代テレビの総称。
*3
XML:"eXtensible Markup Language"の略。データの構造および情報を記述するための言語。

  EVERPLAY規格に準拠することにより互換性を損なうことなく、各社独自のシステム・製品を進化させることができ、画像資産の保護や互換性の確保という顧客価値を尊重する製品とサービスの普及に重要な役割を果たすものと確信しております。

ライセンスプログラムの内容

EVERPLAYロゴ  EVERPLAY規格書一式は、EVERPLAY公式ホームページからダウンロードすることができます。さらにEVERPLAY 規格使用契約書をご提出いただきますと、3社が権利を保有する必須特許、規格およびロゴ使用のライセンスを無償で受けることができ、以下のツ-ルも無償でご利用いただけます。

  • ソフトウェア開発用キット(SDK) Ver1.10
  • EVERPLAY 規格検証ツールVer1.10

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