受賞者名	住所	論文名
橋本 順(はしもと じゅん)様	東京都新宿区	機能定量画像を用いた未来予測型診断： 心電図同期心筋血流シンチグラフィを用いた外科手術前のリスク評価

  デジタル化が進み、ユビキタスインフラがますます加速する現代、人の価値観も多様化し、写真や画像をはじめとするイメージングの世界が大きく変化しています。今回の公募では、10年先の社会や人の行動を予測し、人間の感性に関わりを持つあらゆるイメージングの研究や、イメージングが切り拓く新たな可能性を追求した研究論文を募集いたしました。

  橋本氏の論文では、医療分野で画像による診断を心臓手術リスクの評価に用いており、今後発展が期待される、病後や術後の経過を予測する予後予測において、画像と他の情報の融合によりイメージングの価値を増大させています。これは将来のイメージング活用の発展性を示唆するものであり、高く評価いたしました。受賞論文は優秀賞として表彰し、副賞50万円を研究助成として贈呈いたします。

  尚、募集に際し優秀賞を最高4件までと設定いたしましたが、該当は1件でした。

  「イメージング文化研究所」は、来るべきユビキタスイメージング社会における、ライフスタイルやビジネススタイルの変化を調査・研究することを狙いとして設立されました。当研究所では、 “モノ”ではなく、生活者のライフスタイルや価値観に着目する「コト研究」をはじめ、外部の研究者からの論文募集や共同研究を通じて得た活動成果を、将来的にグループのさまざまな事業にいかしていくことで、お客様に新鮮な感動をあたえる新たな価値の創造をめざしています。

（ご参考）
【第3回 イメージングに関する研究論文募集要領のご紹介】

コニカミノルタテクノロジーセンター（株）イメージング文化研究所の研究課題であります「将来のイメージングのあり方」を基本テーマとして本年度も研究論文を募集します。

基本テーマの趣旨

デジタル化が進み、ユビキタスインフラがますます加速する現代、人の価値観も多様化し、写真や画像をはじめとするイメージングの世界が大きく変化しています。10年先の社会や人の行動を予測し、人間の感性に関わりを持つあらゆるイメージングの研究や、イメージングが切り拓く新たな可能性を追求した研究論文を募集いたします。学部学科等の専攻は問いません。幅広い分野から、柔軟な研究者による、斬新な発想をお待ちしています。今年度は優秀賞を4件とし、受賞者にはそれぞれ副賞50万円を研究助成として贈呈いたします。

1.対象となる研究分野

下記の研究テーマより選択可能といたしますが、それに類する独自テーマでも可能です。

写真文化の将来予測またはコンスーマーが写真を活用し、楽しむシーンの将来予測／カラーイメージ画像を活用したオフィスのワークフローの変化とその影響／芸術、アート分野における人の価値観の変化と影響／社会学、心理行動学から見た写真、画像、映像等のイメージがもたらす将来のイメージ文化論／画像ソフトの進化がもたらすデジタル写真文化の世界とその将来像／医療分野における画像活用とその将来像

2.応募資格

日本の大学、国公立及び民間公益研究所に在籍し、イメージングや社会科学、心理行動学、芸術分野などに関する研究者で、個人またはグループ

3.表彰

• 論文優秀賞：優秀賞として最高4件、賞金1件につき50万円（賞金はすべて税込みとします）
• 委託/共同研究：提出していただいた研究論文において、選考の結果、弊社がさらに将来性が見込めると判断したものにつきましては、弊社または弊社のグループ会社より追加研究、委託研究もしくは共同研究を打診させていただく場合があります。

4.応募要項

• 告知：応募の詳細を弊社ホームページにて掲載するとともに、郵送にて大学および研究機関の事務局へご送付いたします。また、各報道機関を通じてアナウンスいたします。
• 提出書類：(1)論文申請書（同封の申請書を利用するか、弊社HPからダウンロードしてご利用ください）
  (2)研究論文（現在、研究が進められているかもしくは研究結果としてまとまっている論文）
• 応募方法：郵送もしくはe-mailにてご送付ください。
• 応募期間：2005年7月1日（金）～8月31日（水）

5.選考方法

• 選考委員会：厳正に選考いたします。（申請書、研究論文は、弊社グループ会社に提供する場合があります。）
• 選考基準：将来のイメージングのあり方について以下の観点から評価いたします。
  発想の独自性、発想の斬新性、将来事業への発展性、今後の研究への貢献性、論拠の明快性
• 選考日程：2005年9月中旬以降