2005年10月7日

コニカミノルタエムジー株式会社（本社：東京都新宿区、社長：谷田清文）は、11日、放射線治療装置を主体とした医療機器の販売・サービス会社に出資し、三菱重工業、三菱商事、西華産業と合弁で「MHIメディカルシステムズ株式会社（MHI Medical Systems, Inc.）」を設立いたします。三菱重工業が開発を進めている、がん治療を目的とした放射線治療装置などを取り扱うもので、申請中の薬事法上の各種承認を取得次第、営業活動を開始いたします。

MHIメディカルシステムズ（本社：東京都港区）は、放射線治療装置をはじめとする医療機器の販売・保守・点検・修理サービスを手掛けます。資本金は9,600万円で、各社の出資比率は三菱重工業50％、コニカミノルタエムジー20％、三菱商事15％、西華産業15％です。経営陣・社員総勢11人の陣容でスタートし、今後、保守サービス要員などを順次増強していく予定です。社長には三菱重工業で本装置開発プロジェクトに携わっていた石橋 明 氏 （現　菱明技研株式会社^※　機械プラント技術部主管）が就任いたします。

コニカミノルタエムジーは、医療用X線フィルムやCR（コンピューティッド・ラジオグラフィー）、レーザーイメージャーなどの取り扱いで培った医療機器分野での国内販売・保守サービスネットワークを強みとしています。三菱商事は、病院経営支援や各種ソリューションの提供などを通して培った医療関連事業化の各種手法を有し、西華産業は、画像診断ソフトウェアや医療機器などの販売を通じ医療現場に精通しています。各社はこれらを持ち寄って新会社の経営に参画いたします。

新事業の核となる放射線治療装置は2004年7月に、三菱重工業が新たに導入した社内ベンチャープロジェクト制度の認定を受けて開発を推進しているものです。

新会社は、薬事法上の「製造販売承認」ならびに「製造販売業の許可」の取得を待って、放射線治療装置の販売・サービス事業を開始、国内はもとより、広く海外の販路も開拓していく方針です。また、放射線治療装置のほか、新たな医療機器の開発も検討してまいります。

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菱明技研株式会社

三菱重工業の技術本部の実験業務支援を目的に設立された三菱重工業全額出資子会社

本社：広島市西区

取締役社長：塚本　頴彦

1.会社概要

2.各社概要

コニカミノルタエムジー株式会社

三菱商事株式会社

西華産業株式会社