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腕に装着したまま日常的に血中酸素量が測定できる、
メモリ機能付きパルスオキシメータ
コニカミノルタ「酸素飽和度モニタ PULSOX(パルソックス)-300i」を発売
05年8月25日
コニカミノルタセンシング株式会社(社長:古川 博 以下コニカミノルタ)は、採血することなく、人体の動脈血中に含まれる酸素の量(動脈血酸素飽和度)と脈拍数を連続的に測定でき、在宅医療や睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング(精密検査の必要性のチェック)にも最適な、小型・軽量のメモリ機能付き腕時計型パルスオキシメータ、コニカミノルタ「酸素飽和度モニタ PULSOX-300i」を発売します。
商品名 | 酸素飽和度モニタ PULSOX-300i |
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標準価格 | 189,000円(税抜 180,000 円)/プローブ1本付 |
発売日 | 2005年9月下旬 |
医療機器製造承認番号 | 21700BZZ00063000 |
商品名 | データ解析ソフトウェア DS-5(別売付属品) |
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標準価格 | 113,400 円(税抜 108,000 円) |
発売日 | 2005年9月下旬 |
パルスオキシメータは、動脈血中に含まれる酸素の量(動脈血酸素飽和度)と脈拍数を、採血することなく、指先などに光をあてることによって測定する装置です。患者の脈拍数および体内への酸素の取り入れ状況をリアルタイムに検知するため、病院の手術室や集中治療室、内科、呼吸器科、循環器科の外来・病棟などで、幅広く使用されています。
コニカミノルタは、今年4月に腕時計型パルスオキシメータ「酸素飽和度モニタPULSOX-300」を発売しました。この製品は、医師による患者との対面使用による測定だけでなく、患者自身が腕に装着したまま日常的に血中酸素量が測定できる、指先にプローブを装着して電源ボタンを押すだけの簡単な操作で、より確実に安定した測定ができる、といった仕様を備えています。また、小型・軽量かつ腕に接する部分がジャストフィットする曲面デザインにより、測定安定性を向上させていることに加えて、高い耐衝撃性を備えており、患者のご家庭などのさまざまな環境にも適しています。
そのため、医療機関内だけでなく、往診・訪問看護での使用、さらに近年急速に普及している在宅酸素療法を受けている方の使用に適する製品として、高い評価を得ております。
今回発売する「PULSOX-300i」は、PULSOX-300の機能に加えて、最大300時間の血中酸素飽和度と脈拍数を記録できるメモリ機能を搭載しました。それにより、睡眠前にプローブを装着して電源ボタンを押すだけで睡眠中のデータを記録することが可能なため、最近、社会的にも関心が高まっている睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング(精密検査の必要性のチェック)にも最適です。また、単4形アルカリ電池1本で約30時間の測定が可能な電池寿命(PULSOX-300は約16時間)、電池残量表示(PULSOX-300は電池警告表示)など、長時間連続測定に対応した仕様となっております。
本製品は、国内では提携している株式会社アムコ(社長:坂田 陽一郎)を通じて、9月より販売を開始します。また、海外についても順次発売を開始する予定です。
また、本製品で記憶したデータをパソコンソフトに取り込んで、グラフ表示・データ解析などを行うことができるデータ解析ソフトウェア「DS-5」(別売り)も同時に発売します。
コニカミノルタは、プローブと本体の一体型パルスオキシメータ「PULSOX-2」や新生児の黄疸の度合いが瞬時に得られるコンパクトな黄疸計「JM-103」など、採血を行わず患者に負担を与えない医用計測機器を商品化してまいりました。今後もさらに計測機器分野を含めたイメージングの領域において"essential"(必要不可欠な)商品・サービスの提供を通じて、お客様に感動創造を与え続ける革新的企業、そして、高度な技術と信頼で市場をリードする新しいグローバル企業をめざしてまいります。
主な特長
1.高精細、大容量メモリ、高速データダウンロード(データ解析ソフトウェア「DS-5」使用時)
別売りのデータ解析ソフトウェア「DS-5」を使用し、測定値をパソコンにダウンロードすることにより、メモリインターバル1秒間隔で0.1%のSpO2分解能の表示が得られます。軽微な変動や短周期の変動を的確に把握できるため、睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングを高い精度で行うことが可能です。また、最大300時間のデータを本体にメモリすることができるため(最大ファイル数:399)、数日間の測定データを取る場合など安心して使用できます。パソコンへのダウンロードは、USB1.1対応の専用ケーブルにより高速で行えます(8時間分のデータで約10秒)。
2.小型・軽量かつ腕にジャストフィットするデザインで測定安定性を向上
指先にプローブを装着して電源ボタンを押すだけの簡単な操作で測定できるため、医療機関内だけでなく、往診・訪問看護での使用、さらに在宅酸素療法を受けている方の使用にも最適です。小型・軽量かつ腕に接する部分がジャストフィットする曲面デザインを採用することで、装着による違和感の軽減とともに、測定器を装着したときの安定感の向上を図り、より安定した測定値を得ることができます。
3.3次元CADデータの利用による構造解析で耐衝撃性を約2倍に向上
患者のご家庭などのさまざまな環境での使用を想定し、3次元CADデータを利用したコンピュータ上での構造解析(CAE)に基づく設計を行うことにより、当社従来品(PULSOX-3、3i )と比較して、約2倍※1の耐衝撃性を実現しました。
4.使いやすさと経済性を追求した多彩な機能
表示には、省電力かつ大きくて見やすいLCDを採用。バックライト機能により、暗い場所でもはっきりと数値を読み取ることができます。さらに、単4形アルカリ電池1本で約30時間の測定が可能※2な電池寿命、オートパワーオフ機能(パソコンより設定)、電池残量表示など、使いやすさだけでなく経済性にも優れています。
5.多彩な解析を簡単操作で実現(データ解析ソフトウェア「DS-5」使用時)
別売りのデータ解析ソフトウェア「DS-5」を使用することで、「PULSOX-300i」本体から取り込んだデータをパソコン上でトレンドグラフ表示をしたり、SpO2や脈拍数の多彩な解析、レポート作成などが可能になります。また、アイコンにワンタッチするだけで解析レポートのPDFファイルを作成し、インターネットを通じての医療機関同士の解析情報のやりとりを簡単に行うこともできます。さらに、複数の患者情報・解析データをひとつにまとめる機能や、複数の患者の分析レポートの一括印刷など、職場検診、地域検診などにおける集団データ処理を簡単・迅速に扱える機能も強化しています。「PULSOX-300i」本体の時刻設定、本体番号、オートパワーオフ時刻設定も、このソフトウェアから行なうことが可能です。
- ※1
- 有限要素法による構造解析に基づくPULSOX-3、3iとの比較
- ※2
- 当社試験条件による
主な仕様
測定範囲 | 酸素飽和度(SpO2):0~100% SpO2 ※70% SpO2未満は点滅表示 脈拍数:30~230bpm |
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測定精度 | 酸素飽和度(SpO2):±2% SpO2(70~100%において、1S.D.) 脈拍数:±2bpm(30~100bpmのとき)または、表示値の±2%(100~230bpmのとき) |
表示素子 | 液晶表示部(バックライト機能付き) |
表示内容 | 酸素飽和度(SpO2)、脈拍数、脈波レベルメータ(8段階)、電池残量(3段階)、各種の警告メッセージ |
メモリ機能 | 1秒間隔、最大300時間メモリ可能 メモリ内容:酸素飽和度(SpO2)、脈拍数、測定エラーメッセージ情報、ファイル情報(ファイル番号、測定開始日時、測定時間) |
使用温湿度範囲 | 0~40℃、相対湿度30~85% / 結露しないこと |
保管温湿度範囲 | -10~60℃、相対湿度10~95% / 結露しないこと |
電源 | 単4形アルカリ電池1本(電池寿命:約30時間 連続使用可能) |
寸法 | 68(幅)×58(高さ)×15(中央部厚み)mm |
質量 | 56g(電池含む / リストバンド、プローブは含まず) |
対象機種 | PULSOX-300i、PULSOX-3iシリーズ |
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対応OS | Windows 98 SE、Windows 2000、Windows XP |
測定範囲 | 酸素飽和度(SpO2):0~100% SpO2 脈拍数:0~250bpm |
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- 記載の仕様および外観は都合により予告なしに変更する場合があります。
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- 記載の会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。