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各種ディスプレイ、インパネなどの
2次元の色分布・色ムラを高精細に測定する
コニカミノルタ「2次元色彩輝度計 CA-2000」を発売

2005年8月23日

  コニカミノルタセンシング株式会社(社長:古川 博 以下コニカミノルタ)は、プラズマ・液晶などの各種ディスプレイデバイスや、カーナビ・インパネなどの自動車関連製品や部品などの、発光部分全体の色分布・色ムラを高精細に測定する コニカミノルタ「2次元色彩輝度計 CA-2000」を発売します。

インパネ:インストルメントパネルの略。運転席まわりのメーター計器類とその周辺部
【標準価格】
4,410,000 円(税抜 4,200,000 円)
(Windows対応ソフトウェア、標準レンズ一種類を含む)
 
 
【発 売 日】
2005年9月上旬発売予定

  コニカミノルタは、1993年に各種ディスプレイやLED製品などの光デバイスを対象として、広範囲(2次元)で色分布・色ムラ・色度・輝度を測定する液晶色分布測定装置「CA-1000」(標準価格:735万円)を発売。さらに2001年4月に測定時間の短縮とコストダウンを追求した2次元色分布測定装置「CA-1500」(標準価格:441万円)を発売し、高い評価を獲得してまいりました。

  近年、ITビジネスの成長、デジタル放送の本格化などにより、より精細で美しい画像を提供することを目的に、プラズマ、液晶を中心とした各種ディスプレイの研究・開発が急速に進められています。一方、自動車のインパネなどのLED製品では、表示色を変えられるメーターが開発されるなど、ディスプレイを含めた光デバイス分野全体において、いっそうの多様化・高度化が望まれています。

このように高精細化・多彩なカラー化がますます進み、メーカー間の競争が激化する中で、"より高精細で効率よく測定データが得られる2次元光源色測定器" の需要はますます拡大しています。

  今回発売する「2次元色彩輝度計 CA-2000」は、そのようなニーズに応えることが可能な、最大測定点が約1000×1000という高精細で、光源の色分布・色ムラ・色度・輝度が測定できる製品です。

  さらに、標準付属品の「データ管理ソフトウェア CA-S20w」を使用することで、ビジュアルでわかりやすい測定データ表示やさまざまな評価・分析が、簡単な操作で行えます。

  コニカミノルタは、この他にも、ディスプレイの生産ラインのホワイトバランス測定で業界のスタンダードモデルとなっている「ディスプレイカラーアナライザ CA-210」や、独自方式による高精度な測定を実現し、ご好評をいただいている「色彩輝度計 CS-200」などを商品化してまいりました。今後もさらにディスプレイ・光源色測定分野を含めたイメージングの領域において"essential"(必要不可欠な)商品・サービスの提供を通じて、お客様に感動創造を与え続ける革新的企業、そして、高度な技術と信頼で市場をリードする新しいグローバル企業をめざしてまいります。

主な特長

1.高精細な2次元で、光源の色測定・評価が可能

測定データをランクごとに色分けすることによって、光源の色分布・色ムラ・色度・輝度を2次元の画像表示で表すことができるため、わかりやすく効率のよい測定・評価が可能なのが、2次元色彩輝度計の特長です。「CA-2000」は最大約1000X1000の測定点を一度に測定することで、従来機(「CA-1500」:200×200)に比べ約25倍の高解像度を実現しています。


2.目視と相関のあるXYZフィルタで高精度測定が可能

CIE 1931等色関数に近似した3色の光学フィルタを搭載していますので、目視に近い評価が可能になり、正確な色度の絶対値を測定することができます。

人間の目の中には三原色(赤、緑、青)の光に対応した感覚があります。この感覚の波長特性を等色関数といいます。等色関数の分光分布はCIE(国際照明委員会)で、1931年に規定されています。

3.レンズ交換により測定画角の切り替えが可能

3種類の交換レンズと接写リングにより、標準、広角、望遠、マクロ1、マクロ2の5種類の画角に切り替えできます。プラズマや液晶などの大きなディスプレイの測定から、カーナビや車のインパネ、小型の液晶パネルなどの微小なエリアの測定まで、測定対象物の大きさに合わせた測定が可能です。また、すべてのレンズに対し、複数のピント位置でレンズに起因する感度ムラを補正するための校正を施していますので、購入後すぐに安心して輝度・色度分布を正確に測定できます。


4.小型・軽量で設置が容易、快適に測定可能

測定カメラ部とデータ処理部が一体型の小型軽量スタイリッシュボディなので、場所を選ばず設置でき、快適に測定できます。


5.簡単操作で多彩な機能とビジュアルでわかりやすい表示

標準付属品の「データ管理ソフトウェア CA-S20w」は、パソコンから「CA-2000」を制御して、2次元色分布、画像の断面図、色度の等高線や色分布の傾向がわかるヒストグラムといった、ビジュアルでわかりやすい測定データ表示や、さまざまな評価・分析が、簡単な操作で行えます。

主な仕様(標準レンズ装着使用の場合)

受光素子 CCDイメージセンサ(モノクロ)、 有効画素数1,000×1,000画素(測定点数:980×980画素)、 XYZフィルタ内蔵(CIE1931等色関数に近似)、NDフィルタ内蔵
主な測定サイズ(正方形の一辺)と測定距離  【サイズ/距離】
※測定距離により可変
約98mm / 250mm
約210mm / 500mm
約440mm / 1000mm
約890mm / 2000mm
測定輝度範囲(内蔵ND使用) 0.1~100,000cd/m2
同期測定 周波数の数値入力により可能
大きさ 本体のみ L:198mm×W:160mm×H:164mm(取手部含む:211mm)
標準レンズ、フード装着時 L:224mm
質量 約3.5Kg(標準レンズ、フード装着時)
電源 専用ACアダプタ(100-240V、50-60Hz)
記載の仕様および外観は都合により予告なしに変更する場合があります。
記載の会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

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