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コニカミノルタエムジーとシーイーシー
医療情報セキュリティシステム分野で業務提携

2005年4月8日
コニカミノルタエムジー株式会社
株式会社シーイーシー

  コニカミノルタエムジー株式会社(社長:谷田清文、以下コニカミノルタ)と株式会社シーイーシー(社長:新野和幸、以下シーイーシー)は、個人情報保護法への対応と今後の診療情報の共有化にともなう医療機関のセキュリティ管理を推進するため、医療情報セキュリティ分野において、業務提携することに合意いたしました。今回の医療情報ネットワークでのセキュリティソリューションは、4月8日からパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて開催される「2005国際医用画像総合展」にて紹介いたします。

  最近では電子カルテ化など医療機関のIT化が大手病院などでは進展していますが、まだ、大多数の病院や診療所では主治医との信頼関係で結ばれた紙媒体などアナログでの情報管理が主流となっています。しかし、医療のIT化は、厚生労働省が強力に推進している分野であり、今後、遠隔地診断、病病連携、病診連携などにともなうネットワーク化がますます進展すると考えられます。また、世の中の動向として、患者への情報公開やセカンドオピニオンによるアドバイスがますます求められるようになり、個人または特定の医師のみがアクセスできるようなネットワークが不可欠となりつつあります。

  このような状況に加えて、昨今の情報漏洩問題や今年の4月1日からの個人情報保護法の施行に伴い、情報セキュリティサービスのニーズは年々高まり、2005年度の国内市場規模は対前年約1割増の1000億円と予測されます。中でも、医療現場では、医療画像情報管理システムを含むネットワークと連動したセキュリティシステムのニーズが急速に高まると見込まれます。

  今回の業務提携により、コニカミノルタは長年培ってきた医療機関チャネルを活用し、同社の開発する放射線画像管理システム(PACS)や電子カルテ・情報システムを中心に、ネットワークシステム構築・運用サポートなど豊富な実績を誇るシーイーシーと共同で、病院・診療所のIT化推進と、それを連携させるトータルなネットワークインフラ、そしてネットワークを情報漏洩や不正アクセスなどの脅威から守る、セキュリティシステムを提供してまいります。

  また、コニカミノルタでは、デジタル画像読取装置「REGIUS」シリーズと放射線画像管理システム(PACS)や電子カルテ・情報システムと連携した医療機関のIT化を図るシステムソリューションビジネスの強化、病院経営のコンサルティングなどによりメディカル事業の中長期的拡大を図っております。今回から参入するセキュリティ管理ソリューションと合わせて、ソリューションビジネス分野において、今後3年間で、約100億円の売上げを目指します。

  大手独立系システムインテグレータであるシーイーシーは、今回の情報セキュリティサービスでの業務提携に先駆け、コニカミノルタの医用機器のリモートメンテナンスサービスにおけるセキュリティ管理、および放射線画像管理システム(PACS)のシステム導入をサポートし、コニカミノルタの放射線科の効率化を図るシステムソリューション事業に協力しています。コニカミノルタとシーイーシーでは、今回の業務提携を今後はさらに一歩進めて、シーイーシーが国内3ヶ所に所有するデータセンターを活用した医療情報保管サービスなどセキュリティ環境をさらに支援するシステムを提案してまいります。

【株式会社シーイーシーの概要】
本社所在地 東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR恵比寿ビル
代表者 新野 和幸
設立 1968年(昭和43年)2月24日
資本金 65億8,600万円
従業員数 約2,280名(2005年4月1日現在)
主な事業内容 情報系システム事業
制御系システム事業

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