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コニカミノルタは2006年をもってカメラ事業・フォト事業を終了いたしました。これらの分野で培った技術は、デジタル複合機などの情報機器事業や光ディスク用レンズなどのオプト事業等において活かし、皆様にとって“essential”(必要不可欠)な企業となるべく邁進してまいります。
コニカミノルタフォトイメージング、富士写真フイルム、
イーストマン・コダック3社が
Picture Archiving and Sharing Standard (PASS) 仕様Ver1.0を完成
2005年3月16日
コニカミノルタフォトイメージング株式会社
富士写真フイルム株式会社
コダック株式会社
コニカミノルタフォトイメージング株式会社、富士写真フイルム株式会社、およびイーストマン・コダック社(以下3社)は、コンシューマーイメージングとエレクトロニクス産業に向けた規格「PASS仕様Ver1.0」が完成したことを発表いたします。3社は本規格がCD・DVDそして他の様々なコンシューマー向けメディアにおけるデジタル静止画・動画との互換性を保障するための指針となることを目指してまいります。
3社で結成したPASSグループは、2004年のフォトキナ以来、「現在から後世に渡って画像を楽しみたい」という消費者の皆様からのご要望にお応えすることを第一の目的として、規格の推進活動をしてまいりました。
また、PASSグループは、銀塩写真がフィルムブランドに関係なく何処でも現像・プリントできるのと同様に、どんなデジタル機器または記録メディアからでも、デジタル画像を再生・共有できるようにしていきたいと考えております。
今回完成いたしましたPASS仕様Ver1.0は下記の内容について定義しております。
PASS仕様Ver1.0の内容について
(1) ディスクの論理的な仕様
この仕様は、PASSディスク上で見られる論理的構成要素や、PASSディスクにデータをどのように記録するか、について説明したものです。
(2) オリジネイティング/オーサリング・システムの必要仕様
この仕様は、PASSディスクを作成するシステムに必要とされる能力について説明したものです。
(3) レシ-ビング/再生システムの必要仕様
この仕様は、PASSディスクの内容を再生するシステムに必要とされる能力について説明したものです。
PASSグループは規格の推進活動を通じて、下記のような環境の実現に向けて努力してまいります。
PASSの目指す世界
(1)Playability
お店での受付、ご家庭での再生・鑑賞の互換性を確保します
- PASS仕様で書き込まれたPASSディスクは、PASS対応したすべてのDVDプレ-ヤ-で静止画・動画の再生・鑑賞ができます。
- お店でもご家庭でも、そのサービスを活用し、楽しむことが可能です。また、遠方のご家族・ご親族・お友達ともPASSディスクを利用して画像を共有できます。
(2)Protection
大切な写真を将来にわたって守ります
- PASS仕様で書かれたデータは将来に渡る互換性(論理的)が確保されます。
(3)Printability
どこでも簡単にプリントできます
店頭にある受付端末やKIOSK機器のメ-カ-を問わず、デジタルメディア、または書き込み済みPASSディスクから、読み込み・PASSディスクへの書き込み・プリントオ-ダ-ができます。
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- PASSグループは、PASSのビジョンと仕様のメリットを伝えるために、詳細を記載したホワイトペーパーをご提供いたします。
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- 3社は、2005年後半には、それぞれ既存のCDサ-ビス商品に当規格を盛り込んで発売いたします。
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- 3社は、すべての適用可能な製品に対して、PASS仕様に対応していただけるよう呼びかけてまいります。
仕様Ver1.0の提供に関するお問い合わせ先
コニカミノルタフォトイメージング株式会社 ytk.kmpi@konicaminolta.jp
富士写真フイルム株式会社 thfpf@tokyo.fujifilm.co.jp
イーストマン・コダック社 frank.ranalletti@kodak.com