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環境マネジメントシステムの国際規格
「ISO14001のグループ統合認証」を取得

2004年12月24日

  コニカミノルタグループは、このたびISOの認証機関JQA(財団法人 日本品質保証機構)より、「ISO14001のグループ統合認証」を取得いたしました。認証の対象は、持株会社、5事業会社、2共通機能会社および関連会社を含む国内31企業の61サイトで、対象人員は16,600人でした。

  コニカミノルタでは、昨年8月のコニカとミノルタの経営統合後、10月には事業を再編し、持株会社のもと、新しいグループを形成いたしました。この新体制において、統率のとれた環境施策を進めていくためには、ISO14001の仕組みをコニカグループ全体で統合することが不可欠と判断し、統合認証取得に取り組んでまいりました。

  統合認証の取得事例はまだあまり多くないうえ、サイト単位の管理を統合した認証が中心的でした。これに対し、今回のコニカミノルタの取り組みは、従来のサイト中心の管理から、サイトをまたがる事業会社中心の管理を基本とし、事業会社とサイトのマトリックス管理で運用を行っております。これにより、持株会社社長および全社環境管理責任者をトップとし、その下に各事業会社・共通機能会社の環境管理責任者、さらにはその管理下に関係会社を配する単一のマネジメントでの運営が可能となります。また、開発から生産・販売・物流に至るまで一元管理をはかることができ、電力消費など直接的環境負荷の低減のみならず、環境配慮型製品の開発・販売など間接的環境影響の低減も視野に入れた活動が、ひとつの環境マネジメントシステムのなかで、効率的に運用されるようになります。更に、ISOの要求事項に無い、遵法監査を環境マネジメントシステムに組み入れ、コンプライアンスの向上に役立てています。

  今回の認証取得にあたり、審査機構であるJQAからは「大きな規模であり、かつマトリックス管理という新しい仕組みであるが、適切に運用している。全社共通の仕組みの運用とともに、各企業の独自の工夫も行われており、継続的改善が図られている。」という評価をいただいております。

  コニカミノルタグループでは、持続可能な発展と利益ある成長を目指し、環境・経済・社会の観点を企業戦略に融合することで、会社運営の全ての面で人と環境に調和した企業活動を進めることを、環境方針としています。環境中期計画においては、グループ全体の統率のとれたマネジメントと効率的な活動の推進をめざし、海外グループ企業についても新環境マネジメントシステムの確立を図ってまいります。

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