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「将来のイメージングのあり方」を基本テーマとした
「イメージングに関する研究論文」の受賞者が決定
2004年11月17日
コニカミノルタテクノロジーセンター株式会社(社長:小野寺薫)のイメージング文化研究所は、「将来のイメージングのあり方」を基本テーマとして公募した「イメージングに関する研究論文」*の優秀賞受賞者2名(賞金:50万円/件)を下記のとおり決定いたしました。
受賞者名 | 住 所 | 論 文 名 |
---|---|---|
中西 泰人(なかにし やすと)様 | 東京都世田谷区 | 時空間ポエマー:GPSカメラケータイを用いたWebGIS*の運用実験とその評価 *GIS=Global Information System(地域情報システム) |
新山王 政和(しんざんおう まさかず)様 | 愛知県愛知郡 | 学校音楽教育の授業実践における「イメージ形成力」の発達をめざした試み |
デジタル家電社会やユビキタスインフラがますます加速する中、人の価値観も多様化している現代、写真や画像をはじめとするイメージングの世界が大きく変化することが予想されています。今回の公募では、10年先の社会や人の行動を予測し、人の感性に関わりを持つあらゆるイメージングの研究や、イメージングが切り拓く可能性を追求した研究論文を募集いたしました。
中西氏の論文では、ユビキタス世界において、もっとも普及し簡便に使用できるツールとしてのケータイを活用することにより、街づくりなど公共活動の広がりを提案しており、イメージングの活用として、幅広い発展性を示している点を評価いたしました。
新山王氏の論文では、子供が自然で健全なライフスタイルを形成していくために、本物のイメージと音の要素を密接に結びつけ、活用することが重要と論じており、イメージングの活用を五感にまで広げて論じている点を評価いたしました。
なお、募集に際し優秀賞を最高4件までと設定いたしましたが、該当は2件でした。
「イメージング文化研究所」は、コニカミノルタホールディングス(株)の共通機能会社であるコニカミノルタテクノロジーセンター(株)に属する研究機関で、来るべきユビキタスイメージング社会におけるライフスタイルやビジネススタイルの変化を調査、研究することを狙いとして設立いたしました。
従来、一般的に事業の展開は、技術やシーズを中心に戦略の展開が図られてきました。これからは、人のライフスタイルや行動面を研究し、事業戦略に生かしていく必要があります。コニカミノルタでは、「イメージング」分野で将来を予測し、感動創造につなげる「新しい価値の創出」を目指しております。そのためには、イメージングを取り巻く社会変化と、そこに生活する人の行動変化を予測し、戦略に生かせる水先案内人としての役割が研究所としての大切な役目と考えております。
なお、次回の論文募集は来年の夏頃を予定しています。