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インクジェットプリンタ用プリントヘッド・テキスタイルプリンタ事業を分社・独立化

2004年10月22日

コニカミノルタホールディングス株式会社(社長:岩居文雄)は、産業用途インクジェットプリンタ用プリントヘッドとテキスタイルプリンタの事業拡大をはかるため、新規に事業会社「コニカミノルタIJ株式会社」を設立することを決定いたしました。

新会社は、現在コニカミノルタグループの基盤技術開発を担うコニカミノルタテクノロジーセンター株式会社からインクジェットテクノロジー事業を承継し、2005年1月5日(予定)に設立いたします。また、設立後3年を目処に売上高100億円以上を目指します。

コニカミノルタでは、昨年8月に経営統合、10月に事業再編、今年の4月には、フォトイメージングとカメラ関連の事業会社の統合と、分社・持株会社制のもと、スピーディに経営を進めてまいりました。また、グループ経営の基本方針の一つとして、事業ポートフォリオ経営の徹底を掲げ、今後成長が見込まれる分野への経営資源の重点配分、新規ビジネスの創出などを進めております。有望な新規ビジネスについては、分社・独立化を図り、スピーディな意思決定により事業を拡大し、競争力のある事業会社の育成を図っております。

インクジェット関連事業は、コニカミノルタグループの最先端技術や基盤技術の研究開発を担うコニカミノルタテクノロジーセンター株式会社の有望新規事業として早期独立採算化を目指し、育成してまいりました。高速・高精細インクジェットプリンタ市場は、大判プリンタとして開花いたしましたが、最近では、広告ディスプレイ等のグラフィック用途をはじめ様々な産業用途への需要が急速に拡大しております。当社では、今後の応用分野の拡大が見込まれるインクジェットプリンタ用プリントヘッド事業と共にインクジェットテキスタイルプリンタ事業を併せて分社・独立化し、コニカミノルタグループとして、統合後はじめて設立する新たな事業会社として規模の拡大を図ってまいります。

当社では、分社・持株会社制のもと、経営方針の一環として、これからもグループ内の新規ビジネスを独立採算の事業会社へ移行させ、ビジネス機会を大きく発展させる事業運営を、積極的に展開してまいります。また、新規事業会社においては、分社・独立化により、一層経営の自由度を高めお客様の多様なニーズにスピーディに対応すべく、努めてまいります。

コニカミノルタIJ株式会社の概要

会社名 コニカミノルタIJ株式会社
本社所在地 東京都日野市さくら町1
設立 2005年1月5日(予定日)
代表者 大野 彰得 (代表取締役社長に内定)
(現コニカミノルタテクノロジーセンター株式会社 新規事業部 IJ事業推進グループリーダー(部長))
資本金 10百万円
従業員数 約130名
決算期 3月31日
株主構成 コニカミノルタホールディングス株式会社 100%
主な事業内容 (1)インクジェットプリンタ用コンポーネント(プリントヘッド)の開発・製造・販売
<特長>
  • 産業用途に欠かせない多様なインク(溶剤・油性・UV硬化・水系)に十分に耐えられるヘッドを開発しています。写真感光材料の開発・生産で培った化学やインクに関する経験とノウハウが他のヘッドメーカーにはない強みです
  • 高速な大判プリンタ用途から印刷に迫る高精細なプリンタ用途まで、多様なヘッドを品揃えしています
  • ヘッド自体で360dpiという高密度を実現し、ワンパス描画が可能です。更にヘッドを容易に並べることができる設計で、幅広なワンパスプリント用途のシステムに最適です
  • 上記に加えて、今後有望なインクジェットによるディスプレイ製造装置に求められる超高精度なヘッドにも対応しています
(2)テキスタイルプリンタの開発・製造・販売
<特長>
  • 最新のテキスタイルプリンタは高画質モードで40m2/時(高速モードで60m2/時)と業界最高速クラスのプリンタです
  • 布の搬送方式に工夫をし、厚手生地やタオル、モケットなどから、水着などの伸縮性素材、薄手生地に至るまで、幅広い布地に対応しています
  • 写真感光材料の開発・生産で培った化学に関する経験とノウハウを活かし、高彩度で堅牢なテキスタイル用インクを開発しています

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