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トッパンフォームズ
コニカミノルタの連続紙フルカラープリンタを発売
“非接触フラッシュ定着方式”でICタグなどの特殊印刷媒体対応可能
2004年3月1日
トッパン・フォームズ株式会社
コニカミノルタホールディングス株式会社
コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社
トッパン・フォームズ株式会社(社長:福田 泰弘、以下トッパンフォームズ)とコニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社(社長:太田 義勝 以下コニカミノルタ)は、「連続紙フルカラープリンタCP1275C」に関する提携を結びました。
コニカミノルタは先進カラープリンタ技術により開発した連続紙フルカラープリンタをトッパンフォームズに提供し、トッパンフォームズが自社の優れたビジネスフォーム用特殊媒体と組合わせ、最適なプリンティングソリューションをお客様に提供いたします。
この提携により、トッパンフォームズは、紙媒体からプリンタ・ソフト・消耗品・メンテナンスの一環したサービスの提供を2004年3月18日より全国的に開始します。
1.事業の概要
コニカミノルタにより提供されたプリンタで行うトッパンフォームズの事業概要は以下のとおりです。
- 売 上 目 標
- :初年度20億円
- 製 品 名
- :連続紙フルカラープリンタ CP1275C
- 目標販売台数
- :初年度200台
- 発 売 時 期
- :2004年 3月
- 価 格
- :7,980,000円
- *
- 「連続紙フルカラープリンタCP1275C」は3月2日~5日迄東京ビックサイトにて開催される「ICカードワールド2004」の凸版印刷グループブースに出展いたします。
- *
- メンテナンスは、トッパンフォームズにて全国対応いたします。
2.両社販売提携の狙い
【市場環境】
マーケットから様々なニーズへの対応が強く求められる中で、厚紙、合成紙、ポリプロプレン、布等の印字適正の低い特殊な媒体*1に対してもフルカラー印字のニーズが広がりをみせています。
- *1:
- 具体例として台紙付きPETGカード、各種ラベル、RFIDタグ、薬袋、POSTEX*2(圧着はがき)、合成紙、布ラベルの製品など。
- *2:
- POSTEXは、再はく離可能な特殊感圧接着剤を塗工した専用用紙を使用し、全面圧着させたハガキです。POSTEXは、トッパン・フォームズ株式会社の登録商標です。
【トッパンフォームズの狙い】
トッパンフォームズでは、可変印字を前提としたBF(ビジネスフォーム)の設計や、DPS(データ・プリント・サービス)、DOD(デジタル・プリントオンデマンド)といった可変データを取り扱う事業の中で、厚紙、合成紙、ラベル、布等や台紙との段差のあるカード類、あるいは圧力・高温、曲げストレスを掛けられない素材(薄型ICカード、RFID(Radio Frequency IDentification)タグ(ICタグ・ラベル))へのフルカラープリントの需要が大幅に拡大すると考えています。
また、トッパンフォームズは、これらの特殊媒体の需要に対応できる販売チャネルやセールス体制および媒体商品開発体制を国内トップレベルで十分に整えており、これらに印刷できるプリンティング機器を待望しておりました。
【コニカミノルタの狙い】
コニカミノルタでは、特殊媒体への印刷市場が今後大きく拡大すると判断しています。従って、高速フルカラーMFPなどオフィス用プリンティングシステムで培ったフルカラー電子写真技術とモノクロ連続紙プリンタの紙搬送技術に加え、独自に新規開発したフルカラー用非接触フラッシュ定着技術を搭載し、特殊な印刷媒体に高品位な印刷を可能にする「連続紙フルカラープリンタ CP1275C」を開発しました。
これにより、従来のオフィスプリンティング領域に加え、ビジネスフォームプリンティング領域への事業展開を目指しております。
【提携のビジョン】
このような両社の狙いの基、ビジネスフォームのリーディングカンパニーであるトッパンフォームズとフルカラープリンティングシステムで高い技術力を持つコニカミノルタとが提携することにより、両社およびそのグループ会社のシナジーを活用して、あらゆる業種のお客様に最適なプリンティングソリューションを提供することが可能となり、年間50億円以上の事業規模を目指していきます。
3.CP1275C の特長
「連続紙フルカラープリンタ CP1275C」の特長として、以下のものが挙げられます
1)「非接触型フラッシュ定着方式」採用により幅広いメディアに対応
専用トナーと独自のフラッシュ制御技術の融合「非接触フラッシュ定着方式」を採用したことにより、厚紙、合成紙、布などの種々のメディアのみならず、従来困難であった粘着シートや台紙との段差があるカード類、圧力・曲げストレスをかけられない素材に対してもフルカラープリントが可能となりました。
2)連続紙仕様の紙搬送により信頼性の高いペーパーハンドリング
通常の単片カラープリンタでは、段差や厚みがある媒体は紙詰まりの可能性が高くなり大量処理には対応できませんでしたが、左右に開けたパンチをスプロケットで送る連続紙仕様のため、紙詰まりやダブルフィードを解消できます。
3)コンパクトなボディに使い易さと保守の容易さを凝縮
位置合わせが不要、かつ先頭から最終ページまで無駄にしないオートローディング機構、連続用紙のカットを自動で行う自動カット機構を搭載し、用紙設定・登録機能とあわせて簡単なジョブ切替機能も搭載しています。
また、ユニット交換方式の採用により保守の容易さを実現しています。
4)新開発タンデムエンジンによる高速フルカラーを実現
タンデム方式による90mm/sの高速性能、600X600dpiの高画質と専用のマイクロトナーによる、256階調の優れた色再現性を実現しました。
4.CP1275C の仕様
印刷方式 | LED露光電子写真プリンタ | |
---|---|---|
印字速度 | 90mm/s (25PPM) | |
印字密度 | 600dpi | |
ウォームアップ時間 | 6分以内 | |
トナー種類 | 専用マイクロトナー(赤外光吸収剤配合) | |
最大印刷幅 | 279.4mm | |
用 紙 | 送り孔付連続紙印刷用紙 | |
用紙幅 | 101.6~304.8mm | |
用紙長 | 152.4~457.2mm | |
用紙重量 | 連量55~180Kg紙 | |
用紙厚 | 0.0777~0.279mm | |
給排紙スタック高さ | 300mm | |
定着方式 | フラッシュ定着方式 近赤外ハロゲンヒータ方式(プレヒート時) |
|
電 源 | AC200-240V、単相、定格24A | |
サイズ | 930(W)X740(D)X1,480(H)mm | |
質 量 | 約270Kg | |
コントローラ | 内蔵 | |
温湿度条件 | 動作時 温度:15-25℃、湿度:35-70%(結露しないこと) | |
消費電力 | 4KW(平均) | |
関連規格 | VCCIクラスA |
PC型式 | Dell Optiplex GX270 |
---|---|
CPU | Pentium4 3.20GHz(GX270) |
RAM | 1024MB |
ホストインターフェース | Ethernet 100BaseTX |
OS | WindowsXP Professional |
---|
トナー | 黒:10K頁(4,500円)、カラー各色:10K頁(13,500円)(各色5%デューティー) |
---|---|
イメージングユニット | 黒:50K頁(24,000円)、カラー各色:30K頁(30,000円) |
廃棄トナーボトル | 40K頁(8,800円) |
- *
- 文中に記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。