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色彩管理を行う測色計の操作性を大幅に強化するソフトウェア
「色彩管理ソフトウェア CM-S100w」を発売

2003年9月25日
コニカミノルタホールディングス株式会社
ミノルタ株式会社

コニカミノルタグループのミノルタ株式会社(社長:太田 義勝)は、品質管理において重要な、色彩管理を行う測色計の操作性を大幅に強化する「色彩管理ソフトウェア CM-S100w」を発売します。

商品名 標準価格(税別) 発売時期
色彩管理ソフトウェア CM-S100w 20万円 10月15日

今日、さまざまな産業分野、中でも製造業における品質管理において、計測装置による色彩管理はたいへん重要な要素となっております。当社の測色計はその優れた信頼性・携帯性・多機能性でプラスチック、繊維、製紙、塗装、薬品・化粧品分野など、色に対する測定・管理が要求される業界で幅広く活用されています。本製品は、その測色計の操作性を大幅に強化するソフトウェアです。

色彩管理が必要とされる場面は、測定してその場で合否判定を行っていく現場から、詳しい統計・分析を必要とする研究開発までさまざまです。本製品は、簡単に使いこなせるわかりやすいインターフェイスと使い勝手のよさを持ちつつ、統計・分析のためのデータ活用に必要な機能も備えた、さまざまなお客様の要望に応えられるフレキシビリティを提供するソフトウェアです。
対話式操作ガイドや、直感的に操作できる表形式のデータ表示により、測色計の操作に慣れていなくても、導入や操作が容易になります。また、さまざまな機能がカスタマイズ可能なため、用途に応じたフレキシブルな設定を可能にします。さらに、データおよびグラフ等は汎用ソフトでそのまま使用できるため、より詳しい分析やレポートにも力を発揮します。

対応言語としては日本語の他、英語・ドイツ語・フランス語など、順次増やしていきます。また、本製品をベースとして、今後、セキュリティ機能の強化などより高度な品質管理機能を持ったアドバンス版を発売していく予定です。

なお本製品は、10月22日24日に開催される「全科展in大阪2003」(会場:インテックス大阪)に出展する予定です。

主な特長

導入・操作を容易にするナビゲーション機能

対話式操作ガイドにより、測色計とパソコンを接続してソフトウェアの指示に従っていくだけで、初めて操作される方でも測色計の導入およびソフトウェアの基本設定を自動的に行うことができます。操作ガイドの中で出てくる専門用語については、当社が発行しているイラスト入りのわかりやすい解説書「色を読む話」のデータにリンクしているため、必要な時に適切かつ詳しい説明を見ることが可能です。
※「色を読む話」は、「色色雑学」として当社ホームページにも一部掲載しています。
URL:http://konicaminolta.jp/entertainment/colorknowledge/index.html

直感的な操作を可能にするデータのリスト表示

測定データは表形式(スプレッドシート形式)で一覧でき、項目の移動・削除などの編集もできるため、データの分類・整理が容易です。また、データをコピーしてMicrosoft Excel等の表計算ソフトウェアにそのまま貼り付けることも可能です。また、複数の基準値・測定データが混在する場合に、基準値ごとにシート形式で分類されたデータを、マウスのクリック操作で瞬時に切り替えることもできます。
さらに任意式を定義することで、お客様独自のインデックスを測定結果として表示することも可能です。

フレキシブルなグラフ表示・画面表示

各種グラフを任意の位置・サイズで表示することができるため、用途に合わせて画面デザインができます。たとえば、表示用・印刷用で異なる画面表示を用意しておくことも可能です。また、グラフはビジネス用汎用ソフトであるMicrosoft Word、Excel等にそのまま貼り付けることができるため、報告書等の作成にも効率よく対応します。
画面上の機能ボタンは、サイズの変更や表示項目・順番の任意設定が可能なため、作業の必要に応じて、わかりやすい単純な画面にしたり、データ表示スペースを大きく取るといったカスタマイズができます。

画像と測定データのリンク

あらかじめデジタルカメラ等で取り込んだJPEG画像を、個々のデータに関連付けることができるため、測定データの名前やコメントとして画像を使用することが可能です。

基本画面の例 画像の測定データのリンクの例

主な仕様

パソコン OS:Windows 2000 Professional、Windows XP Professional Edition
CPU:Pentium II 450MHz以上
メモリ:128MB以上(256MB以上を推奨)
ハードディスク:20MB以上の空き容量が必要
ディスプレイ:1024×768以上/256色以上の表示が可能なディスプレイ
対応機器 分光測色計 CM-2600d/2500d
(順次、ミノルタの分光測色計・色彩色差計全機種に対応予定)
表色系 光源:11種(A, C, D50, D65, F2, F6, F7, F8, F10, F11, F12)
視野:2°,10°,
表色系:8種(L*a*b*, ハンターLab, L*C*h, XYZ, Yxy, L*u'v', L*u*v*,JIS Z 8721マンセル)およびマンセル以外の色差
色差式:E*ab(CIE 1976), E*94(CIE1994), E*2000(CIE2000), Eab(ハンター), CMC
※CMC(l:c), E*94(l:c:h)は任意設定
表色値:白色度(CIE1982, ASTM E1313, ハンター)、黄色度(ASTM D1925, ASTM E313)、WB、条件等色、8°,グロス値
グラフ表示 分光反射率(透過率)およびその差
L*a*b*絶対値
L*a*b*(色差分布、条件等色)
各表色系および色差式のトレンドグラフ、ヒストグラム
テキストラベル
各種機能 測定値・基準値の一覧表示・編集(削除・ソート・統計演算)
複数基準色データの管理・基準色への関連付け変更
基準色自動選択
リスト表示データのテキスト形式によるコピー/ペースト
測定データと画像の関連付け
ユーザ定義式のリスト表示(3個)
グラフのビットマップ形式によるコピー/ペースト
平均測定機能(自動平均、手動平均)
合否判定
測定器への基準値書き込み
測定器からの測定値読み込み
ナビゲーション機能
ここに記載の性能および外観は、都合により予告なしに変更する場合があります。
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