連結財務ハイライト

当社は国際会計基準(IFRS)を採用しています。

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 当社は、当期を2年目とする中期経営計画において、高収益企業への回帰を目指し収益基盤とキャッシュ創出力の強化に取り組んでいます。また、来年度以降の成長に向けて各事業に対する役割と期待を明確にし、事業の選択と集中およびグローバル構造改革を進め経営改革の完遂を目指しています。
 事業の選択と集中においては、非重点事業の第三者資本活用と方向転換事業の成長に向けた戦略方向性再設定の方針のもと、2024年4月30日にCalyx Services Inc.へのInvicro, LLC(以下「Invicro社」)の全持分譲渡を完了しました。また、2024年11月5日にAmbry Genetics Corporation(以下「Ambry Genetics社」)の全持分をTempus AI, Inc.に譲渡することを決定し、株式譲渡契約を締結しております。これに伴い、当第3四半期連結累計期間(以下「当期間」)から、プレシジョンメディシン事業を非継続事業に分類し、要約四半期連結損益計算書上、非継続事業からの利益又は損失は継続事業と区分して表示しており、前第3四半期連結累計期間についても同様に組み替えて表示しております。なお、Ambry Genetics社の株式譲渡の実行は2025年2月3日(米国時間)に完了しております。また、国内事業会社であるコニカミノルタREALM株式会社の全株式を譲渡する契約も2025年1月14日に締結しています。方向転換事業と位置付けたDW-DXユニットは、地域、サービスごとの採算を見極め地域・展開国と事業領域の絞り込みを実行中です。
 当期間における当社グループの連結売上高は、8,318億円(前年同期比3.5%増)となりました。事業貢献利益は288億円(前年同期比59.1%増)、営業損失は184億円(前年同期の営業利益146億円から331億円の減益)となりました。税引前四半期損失は285億円(前年同期の税引前四半期利益46億円から331億円の減益)、非継続事業を含めた親会社の所有者に帰属する四半期損失は133億円(前年同期の非継続事業を含めた親会社の所有者に帰属する四半期損失41億円から92億円の減益)となりました。
 事業別の売上高は円安の影響もあり、前年同期比でデジタルワークプレイス事業、プロフェッショナルプリント事業、画像ソリューション事業は増収となりましたが、インダストリー事業は減収となりました。事業貢献利益は、主にデジタルワークプレイス事業、プロフェッショナルプリント事業の増収による売上総利益の増加、コストダウン等による売上総利益率の改善、販売費及び一般管理費の抑制などが寄与し、前年同期比で106億円の改善となりました。
 営業利益については、グローバル構造改革に関わる費用及び中国生産子会社であるKonica Minolta Business Technologies (WUXI) Co.,Ltd.の生産活動終了に伴う費用等を事業構造改善費用として176億円(前年同期は8億円)計上いたしました。

第1四半期 第2四半期(累計) 第3四半期(累計) 通期 通期(%)

売上高


営業利益・売上高営業利益率

税引前利益・売上高税引前利益率


親会社の所有者に帰属する当期利益・ 売上高および当期利益率

基本的一株当たり当期利益


一株当たり配当額・配当性向

研究開発費、売上高研究開発費率

連結キャッシュ・フロー

営業活動によるキャッシュ・フロー フリー・キャッシュ・フロー


  2021年3月期2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期
売上高(百万円)売上高(百万円)通期863,381911,4261,130,3971,159,999 
第3四半期(累計)614,891661,524821,027841,969831,840
第2四半期(累計)384,659445,104530,743552,763583,729
第1四半期173,167229,860247,849266,408286,212
営業利益(百万円)営業利益(百万円)通期-16,266-22,297-95,12526,091 
第3四半期(累計)-24,601-10,1593,3888,565-18,458
第2四半期(累計)-27,876-1,563-5,138785-713
第1四半期-22,6393,103-11,002-4,406-395
売上高営業利益率(%)売上高営業利益率(%)通期---2.2 
第3四半期(累計)--0.42.7-
第2四半期(累計)---1.8-
第1四半期-1.3---
税引前利益(百万円)税引前利益(百万円)通期-20,000-23,617-101,87213,566 
第3四半期(累計)-28,454-12,074-848-1,649-28,537
第2四半期(累計)-30,899-2,742-3,111-3,746-10,025
第1四半期-23,8012,549-7,598-5,788-1,842
売上高税引前利益率(%)売上高税引前利益率(%)通期---1.2 
第3四半期(累計)-----
第2四半期(累計)-----
第1四半期-1.1---
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)通期-15,211-26,123-103,1534,521 
第3四半期(累計)-20,643-13,245-3,256-4,148-13,399
第2四半期(累計)-22,249-4,316-6,742-4,492-10,714
第1四半期-17,305978-8,731-5,566-3,452
売上高親会社の所有者に帰属する当期利益率(%)売上高親会社の所有者に帰属する当期利益率(%)通期---0.4 
第3四半期(累計)-----
第2四半期(累計)-----
第1四半期-0.4---
基本的一株当たり当期利益(円)基本的一株当たり当期利益(円)通期-30.75-52.93-208.899.15 
第3四半期(累計)-41.69-26.84-6.60-8.39-27.09
第2四半期(累計)-44.93-8.75-13.66-9.09-21.66
第1四半期-34.961.98-17.69-11.27-6.98
一株当たり配当額(円)通期25.030.010.05.0 
配当性向(%)通期---54.6 
研究開発費(百万円)通期65,03562,67863,89465,101 
売上高研究開発費率(%)通期7.56.95.75.6 
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円)通期78,06037,43813,31983,338 
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円)通期-34,330-50,999-37,498-44,534 
フリーキャッシュフロー(百万円)通期43,730-13,561-24,17938,804 

2025年3月期 第3四半期連結累計期間より、プレシジョンメディシン事業を非継続事業に分類しています。これにより、売上高、事業貢献利益、営業利益、税引前利益は非継続事業を除いた継続事業の金額を表示しております。四半期利益及び親会社の所有者に帰属する四半期利益は、継続事業及び非継続事業の合算を表示しています。なお、2024年3月期の実績については非継続事業を含んでおります。

*1.
売上高営業利益率=営業利益÷売上高×100 (%)
*2.
売上高税引前利益率=税引前利益÷売上高×100 (%)
*3.
売上高親会社の所有者に帰属する当期利益率=親会社の所有者に帰属する当期利益÷売上高×100 (%)
*4.
配当性向=配当金総額÷当期純利益×100(%)

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