コニカミノルタ、「教育CSR大賞」を受賞
~新入社員による「出前授業」が「キャリア教育」と「社員教育」のシナジーを生む~
2013年12月26日
コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:松﨑 正年、以下 コニカミノルタ)は、このたび、株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、社長:高橋 修一郎)が主催する「教育CSR大賞2013」において、新入社員による理科「出前授業」について、最高賞である「教育CSR大賞」を受賞いたしました。
「教育CSR大賞」は、産業界と教育界の連携を強め教育CSR活動をさらに加速するための取り組みとして、学校教員をはじめとする日本全国からの投票により、優れた教育CSR活動を顕彰するものです。
コニカミノルタは、「教育CSR大賞」に加えて、「教育CSR大賞 出前実験教室(中高生)部門大賞」を受賞し、さらに「中高生が選ぶ教育CSR活動」にも入賞いたしました。
コニカミノルタでは、「コニカミノルタグループ行動憲章」のもと、企業人として社会に貢献していくことを目的に、新入社員の社会貢献研修を実施しています。今年も、昨年度に引き続き、近年社会的に注視されている子どもたちの「理科離れ」「キャリア教育のニーズ」を背景に、理科や科学に興味を持ってもらうことを狙いとした出前授業を行いました。「コピー機のしくみを学ぼう」をテーマに、9月から11月にかけて、新入社員全員(112名)が、東京・愛知・大阪の3地区の中学・高校6校で、延べ15回の理科実験授業を行いました。この2年間に出前授業を受けた生徒は延べ約900人にのぼります。
「出前授業」では、理科で学ぶ「静電気」が身近なコピー機でどのように働いているのかを、簡単な実験を通じて子どもたちに学んでもらえるよう、新入社員がチーム毎に授業の計画を立てました。昨年度からの改善点として、去年の出前授業を経験した2年目の社員が4月の新入社員オリエンテーションに参加し、苦労した点などを説明しています。先輩の経験も参考にしながら、新入社員は「むずかしいことをわかりやすく伝える」、「異なる拠点で働くチームメンバーと効率よく協力する」ための工夫に自ら取り組みました。
また、昨年と今年の実施校の先生方へのヒアリングから、出前授業を「キャリア教育」に役立てたいと言う強いニーズがあることがわかり、「進路を決める」「会社で働くということ」などについて新入社員が直接生徒に語りかける時間を昨年よりも増やしました。技術系・事務系の両方の社員の話を聞き、生徒たちには、会社の中にも様々な仕事や働き方があることについて理解が深まりました。「勉強の大切さも教わった」「授業が楽しくて、とてもためになった。人生の先輩としてのアドバイスも嬉しかった」など、授業を受けた生徒から進路・キャリアについても前向きな感想をいただいています。
このような工夫を取り入れて、若い世代の理科に対する興味を育むとともに、社員教育とキャリア教育のシナジー効果を生み出す優れた取り組みとして高い評価を得ました。
コミュニケーションメッセージ「Giving Shape to Ideas:革新はあなたのために。」の下、世の中から支持され、必要とされる企業を目指すコニカミノルタは、来年度も新入社員による「出前授業」を継続実施し、地域の社会的課題解決に協力してまいります。