東京サイトでシュレッダーくずをPPC用紙へ再生する取り組みを開始
~年間約18トンの紙資源を循環し、主要拠点の環境配慮活動を強化~
2013年7月3日
コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:松﨑 正年、以下 コニカミノルタ)の主要拠点のひとつである東京サイト八王子(東京都八王子市)では、このたび、シュレッダーくず(以下 シュレッダー細断古紙)をPPC用紙の原料の一部として使用するシステムの運用を開始しました。
コニカミノルタは、地球環境保全活動の一環として、事業活動における「資源の有効活用と資源循環」にも積極的に取り組んでいます。研究開発拠点である東京サイト八王子から排出するシュレッダー細断古紙は、これまで中間処理業者などを経て家庭紙などに再生され、資源として循環していましたが、このたび、株式会社明光商会(本社:東京都中央区、社長:土岐 勝司)の「MSリサイクルシステム ゼロ」サービスを採用し、シュレッダー細断古紙を原料の一部として使用したPPC用紙を、再び東京サイト八王子で利用する循環型リサイクルの運用を開始しました。
東京サイト八王子では、年間約18トンのシュレッダー細断古紙を排出しています。従来、シュレッダー細断古紙のPPC用紙への再利用には技術的課題がありましたが、「MSリサイクルシステム ゼロ」サービスを利用することで課題を克服し、拠点で収集したシュレッダー細断古紙が配合されたPPC用紙が同じ拠点に戻ってくるループが完成しました。このように紙資源を繰り返し循環して活用し、事業所全体の環境配慮活動を強化します。
今回の東京サイト八王子での循環型リサイクル活動を確実に実践し、近接する東京サイト日野を始めとした主要拠点への展開も視野に入れています。また、このような自社実践活動から知見を蓄積し、将来的には、資源循環型リサイクルに関するお客さまの環境負荷低減にも役立てていくことをめざします。