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中国のピンクリボン活動
上海に続き北京でも「女性健康講堂」(連続講座)を支援
Vol.31
2008年10月31日
コニカミノルタグループ(以下、コニカミノルタ)は、 "関愛女性(愛する女性へ健康について伝える)" をテーマにした中国北京市の女性健康講座「女性健康講堂」に支援を決定し、このたびその概要を同市で発表いたしました。
本講座は、第1回を2008年10月から開始し、2009年3月までの間に5回開催され、受講者は毎回400名程度が見込まれています。
「女性健康講堂」は、中国北京市婦女連合会と北京首都図書館およびコニカミノルタグループが共同主催し、毎月1回、2時間開講し、女性の健康をテーマにする連続講座です。同講座を通じて疾病の予防知識を紹介し、まず、予防するという認識を女性の間に確立すること、乳がんなど女性特有の疾病とその原因を探求し、如何に予防し解決するかなど中国女性の健康について考えていただくことを目的にしています。
コニカミノルタは、2007年10月より2008年3月まで上海市で開催された「女性健康講堂」でも後援し、半年間、各方面にわたる女性の健康をテーマにした話題を採り上げ、多くの市民の方々の評価をいただきました。上海市での成果をもとに、中国社会においてさらに健康を考える機会のご提供や健康意識の拡大がさらに必要と考え、会場を北京市に移し、多くの女性に病気の予防などに関する情報提供を行ってまいります。
女性の健康は、現在社会的な話題となっていますが、特に乳がんの発病率の増加は驚くべきものがあります。中国抗がん協会の2006年の統計では、中国では毎年20万人以上の女性が乳がんを発病しており、そのうち4万人が死亡しています。早期に乳房X線検査を行えば、大きな確率で早期の乳がんを発見でき、早期治療によって生存率を上げるだけでなく、乳房を除去せずに治療も可能となります。
コニカミノルタグループは、このような現状を理解し、健康的な生活は私たちにとってかけがえのないものとの考えから、2006年末には中国トップレベルの北京大学付属第一病院と復旦大学医学院付属上海がんセンターに、コニカミノルタ乳房X線装置(PCMシステム)を寄贈しました。
さらには、中国の医療・印刷機材の販売会社であるコニカミノルタメディカル&グラフィック(上海)社が、復旦大学医学院付属上海がんセンターが行う「上海市一万人無料がん検査プロジェクト」を支援しています。1万名の女性に対し、5年間にそれぞれ3回の乳がん検査を行う、中国でも初めての大規模プロジェクトです。そのX線検査に必要な撮影材料は、コニカミノルタから提供いたしております。
コニカミノルタは、引き続き、グローバル規模で乳がんの早期発見、早期治療を推進する「ピンクリボン活動」を積極的に支援してまいります。