コニカミノルタ

コニカミノルタについて

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「平成19年度 省エネ大賞 資源エネルギー庁長官賞」を受賞
-コニカミノルタの省エネ独自技術が評価-

Vol.18

2008年2月21日

左:bizhub C650/C550 右:省エネ大賞ロゴマーク
コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社(社長: 木谷 彰男)のデジタルカラー複合機「bizhub (ビズハブ) C650」「bizhub C550」(「bizhub C650シリーズ」)は、このたび経済産業省主催の平成19年度第18回「省エネ大賞(省エネルギー機器・システム表彰) 資源エネルギー庁長官賞」*1 を受賞しました。

経緯と受賞理由

受賞のもよう
コニカミノルタでは、かねてから複写機・複合機の開発目標に環境性能を組み入れ、省エネ・省資源などに対して常に先進的な環境技術を製品に導入してきました。2007年に発売した、デジタルカラー複合機「bizhub C650」「bizhub C550」でも、業界トップの省エネ性能を達成しています。*2
今回は、新たな技術開発により省エネルギー性を大幅に高めたことが評価され、受賞に至りました。

省エネのための独自技術

1. 印刷事業者向け画質水準を持つデジタルトナー(重合法トナー)の低融点化

コニカミノルタがデジタルトナーをもう一歩進化させ、さらに低い温度での定着を可能したのがデジタルトナーHD(High Definition)です。デジタルトナーHDは、より低温で溶け出すようにトナー粒子の内側に低温で定着できる低融点の樹脂層を配置する独自の構造制御技術を新たに開発し適用しました。それと同時に、高画質を維持するために、トナーの最外殻は優れた粉体特性を発現できる硬い樹脂層で形成し、トナー同士の密着を防いでいます。
この、1つのトナー粒子の内側が柔らかく、外側が硬い「コアシェル構造」のデジタルトナーHDによって、高画質水準を獲得しつつ、同一定着システムでの比較において従来比-20℃の低温で定着することを可能とし、消費電力の低減に大きく寄与しています。

デジタルトナー 解説図

2. IH定着装置

定着プロセスでは、一般的に、150~200℃の高温維持されたローラ対で用紙を挟持搬送することにより、トナーを溶融・定着させます。ここに熱効率の高いIH技術を採用し、独自の低熱容量化技術、放熱抑制技術 等を組み合わせ、昇温性能を大幅に向上させ、高速カラー領域で最速のウォームアップタイムを達成しました。昇温速度の向上に伴い、スタンバイ状態での定着待機温度を低減することで、ユーザーの使い勝手を維持しながら待機時の消費電力を低減させました。

IH定着装置 解説図

3. 複写、印刷等動作モードに応じた最適な電力制御

低電力消費待機状態であってもFAXや印刷等の動作を確保し、機器の低消費電力量化を実現しました。機器の各エレメントに電力供給制御可能なハード構成を備え、製品の動作に応じた電力供給が可能な電源供給系統と電源制御を備えています。特にスリープモード状態からのジョブ受付~ジョブ実行において、動作モードに応じて最適に各エレメントへの電力供給を制御します。その結果、不要な電力消費を抑制し、実質的な消費電力量の低減を達成しました。

受賞製品の特長

コニカミノルタの「bizhub C650」「bizhub C550」は、コンパクトでスタイリッシュなボディに、先進のテクノロジーによる数々の高度な機能を凝縮。加えて、高度なセキュリティと次世代ネットワークへの対応、高生産性の追求などによりさまざまなビジネスソリューションのご提案を可能にしたデジタルカラー複合機です。

bizhub C650

コピー・プリントスピード………カラー50枚/分(A4ヨコ)、モノクロ65枚/分(A4ヨコ)
ウォームアップタイム※1………主電源ONから85秒以下、副電源ON※2から30秒以下
標準消費電力(TEC)※3………8.87kWh

bizhub C550

コピー・プリントスピード………カラー45枚/分(A4ヨコ)、モノクロ55枚/分(A4ヨコ)
ウォームアップタイム※1………主電源ONから115秒以下、副電源ON※2から60秒以下
標準消費電力(TEC)※3………7.56kWh

※1
室温23℃定格電圧時
※2
主電源ONの状態で、副電源ONからの時間
※3
国際エネルギースタープログラムで定められた測定法による数値

CSRは経営そのもの

コニカミノルタではCSRを経営そのものと位置づけ、経営理念である「新しい価値の創造」の追求と行動憲章の実践をCSRの基本としています。中でも、お客様に環境配慮製品をご提供することは重点項目のひとつであり、引き続きお客様の視点にたち、省資源・省エネルギー製品の開発・販売を推進し、信頼されるものづくりに励んでまいります。

*1
「省エネ大賞」表彰事業は、優れた省エネルギー性、省資源性を有する民生用エネルギー利用機器・資材及びエネルギー利用システムを広く公募、発掘し、表彰することによりその開発支援・普及促進を図り、二酸化炭素などの地球温暖化ガスの排出量削減に貢献し、省エネルギー型社会の構築に資することを目的にしています。
*2
各々発売時(bizhub C650は2007年7月、bizhub C550は2007年2月)において。

関連リンク

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