コニカミノルタ

コニカミノルタについて

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コニカミノルタの中国における光学デバイス製品の生産拠点が
「ゼロエミッション」を達成

Vol.15

2008年2月5日

認定授与式
コニカミノルタグループの中国における光学デバイス製品の生産拠点であるコニカミノルタ光学儀器(上海)有限公司は、このたび「生産拠点における排出物の再資源化、埋め立て廃棄物の最少化、再資源化による利益の創出」を目指す「ゼロエミッションレベル1」を達成しました。
(右写真:認定授与式)
コニカミノルタ光学儀器(上海)有限公司は、2006年よりコニカミノルタオプト(株)の傘下として、携帯用マイクロレンズ、デジタルスチルカメラ用レンズユニット、プロジェクタ用エンジン、プリズム等の生産を行っています。この生産開始と同時に、「緑色家園」と名づけた改善プロジェクトを創立し、ゼロエミッションの目標値を達成することを前提に循環型社会への対応を進めてきました。

中国国家目標である再資源化率60%を大幅クリア

メディア発表会
社内での徹底した分別などによる再資源化活動の実践や、適正に再資源化できる処理業者を日本と同じ基準で評価するなど、再資源化率向上のための施策を継続しています。その結果、再資源化率が97%、最終処分率が3%、費用については排出物の外部支払費用を大きく上回る有価売却益および施策効果がありました。
中国で国家を挙げて推進中の第11次五カ年計画(2006年~2010年)においては、工業固形廃棄物の再資源化率を60%以上にすることを国家目標としていますが、この目標を大幅にクリアしたことになります。(右写真:メディア発表会)
例えば、社員の環境保護意識を高める教育に力点を置き、社内誌でも、「緑色家園」の活動や循環経済節約型社会の必要性などの記事を掲載しています。また部品を入れるダンボール箱を、1度使用したら廃棄するのではなく何度も往復させる「通い箱」として使用する取り組みも、一部実現しました。さらに、内部リサイクルの取り組みとして、製品のプラスチック端材を、同社の生産工程で使用するトレーに利用しています。
廃棄物の処理業者については、日本と同じコニカミノルタグループ評価基準を用いて現地監査も含めた評価を行い、基準に満たない場合は再選定を行い、より良いゼロエミッション活動を推進しています。

グローバルなゼロエミッション活動計画

コニカミノルタの中期経営計画「FORWARD 08」では、「グローバルに通用するCSR経営の推進」を基本方針の1つに掲げ、信頼される企業として、経済面に加え社会面/環境面でのグローバル展開の強化による企業価値の持続的向上を目指しています。この基本方針のもと、グローバル生産拠点排出量を2010年度には総量で-20%削減 (2000年度比) するという目標を掲げています。
そのための重要な施策のひとつとしてゼロエミッション活動を位置づけており、日本の全ての生産拠点は2008年3月までに「ゼロエミッションレベル2」の目標達成の見込みです。中国の生産拠点では、今回の達成を含めて3拠点でレベル1を達成しており、残る1拠点でも近々達成の予定です。
今後は、海外全生産拠点で、2008年度にレベル1を、2009年度にレベル2を達成することを目標に、欧米でもゼロエミッションを推進していきます。

コニカミノルタにおけるゼロエミッション活動には、レベル1とレベル2があり、レベル1の目標は、「再資源化率90%以上」、「再資源化後の残渣も含め最終処分率5%以下」、さらに継続性のある活動とするために費用に対する目標値を設定しており、その目標は「外部に支払った費用よりも再資源化などによる利益が大きいこと」としています。レベル2では、「2001年度を基準として売上高あたりの外部排出物量30%以上削減」を目標としています。ゼロエミッションの達成基準は、この目標値を3ヶ月以上継続させるととともに、環境専門部門が目標達成状況を監査した上で、環境担当役員が現地での取り組み状況を確認し、達成の可否判断を行なっています。

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