川崎市立枡形中学校の環境教育の公開授業で
コニカミノルタがリユース・リサイクルについての講師をつとめました
Vol.14
2007年12月27日
コニカミノルタホールディングス株式会社(以下、コニカミノルタ)は、12月20日(木)に神奈川県川崎市立枡形中学校(作佐部和彦校長)で開催された、「エネルギー環境教育」の公開授業・研究報告会に参加し、「地球にやさしいっていいなぁ R&R」と題したリユース・リサイクルに関する授業を行いました。
枡形中学校の環境教育とは
同校の「エネルギー環境教育」は、2003年より(財)省エネルギーセンターの支援で省エネルギー教育推進モデル校としてスタートしました。その後、エネルギー環境教育情報センターのエネルギー教育実践校に指定され、当初からの「地球環境を見つめ、自らの生き方を考える環境教育」という一貫した方針のもと、つねに実践をまじえた環境教育を進めています。その成果として、校内の消費電力を大幅に削減させたばかりか、生徒の家庭でも消費電力量を減少させました。また、これらの成果が認められ、2005年の全国地球温暖化防止活動環境大臣賞をはじめ、数々の賞を受賞しています。
12月20日(木)の公開授業は、1年~3年までを11の講座に分け、午前のワークショップ(体験学習)と午後のフォーラム(ディスカッション)の2部構成で行われました。いずれも企業などからの講師が中心となり、同校の教師の方々と協力し合いながら授業が進められました。
コニカミノルタ担当講座 「地球にやさしいっていいなぁ R&R」
コニカミノルタは、2004年から協力企業の一社として講座を担当しています。今年は、「地球にやさしいっていいなぁ R(リユース)&R(リサイクル)」と題し、「リユースとリサイクル」について授業を行いました。
午前の体験学習では、粘土細工の加工を通して、リユース部品とリサイクル部品の再生のされ方の違いを学ぶとともに、ムダなエネルギーを消費しないことの大切さなど、環境面での配慮についても考えました。終えた生徒の皆さんからは「リユースは、リサイクルより良いことが解った。」「物を再生することの難しさがわかった。」などの感想が寄せられました。
また、午後のディスカッションでは、自分たちの身の回りでリユース・リサイクルされている物を考え、「私たちに出来ること」を発表し合いました。発表では、シャンプーなどの詰め替えボトル、フリーマーケットなどが挙げられ、あらためてリユースされることの良さを認識していました。
持続可能な社会を作っていくためには、社会全体での環境への関心と理解を高めることが重要です。環境の保全について一人ひとりの意識を高めていくために、コニカミノルタでは、従業員への環境教育だけでなく、市民全体への環境教育の普及にも協力しています。