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コニカミノルタ 中国でもピンクリボン活動を展開
上海市の「女性健康講堂」(連続講座)の支援を決定
Vol.10
2007年10月31日
コニカミノルタグループ(以下、コニカミノルタ)は、"愛する女性へ健康について伝える" をテーマにした中国上海市の女性健康講座「女性健康講堂」に支援を決定し、このたびその概要を同市で発表いたしました。
10月26日上海市にて記者発表する
常務執行役 石河宏(左)「女性健康講堂」は、上海市婦女連合会と上海図書館講座センターが主催し、連続的な講座を通じて乳がんなど女性特有の疾病とその原因を探求し、如何に予防し解決するかなど中国女性の健康について考えていただくことを目的にしている講座です。本講座は、第1回を2007年10月から開始し、2008年3月までの間に5回開催されます。いずれもコニカミノルタが協力し、支援してまいります。
コニカミノルタは中国で既に10年以上の事業活動を展開しておりますが、これまで企業活動を継続できたことは多方面から多くのご支援をいただいた賜物であり、その意味からも中国社会への貢献を果たすことを昨年末から検討してまいりました。
乳がんは、日本でも今や20人に一人の女性が発症していると言われていますが、中国でも毎年20万人の女性が発症し、年間約4万人の女性が死亡している統計があります。これは、女性の死亡要因のトップとなっています。コニカミノルタは、この実態を認識し、健康的な生活は私たちにとってかけがえのないものとの考えから、昨年末には中国トップレベルの復旦大学医学院付属上海がんセンターと北京第一病院に乳房X線装置(PCMシステム)を寄贈しました。このように中国での乳がんの早期発見、早期診断、早期治療を促進してまいりましたが、さらに定期的な検査による早期発見、早期治療を行うことと女性の皆様にとって健康問題は重要であることを、今回の講座を通じてご理解いただければとの願いを込めています。
人々の生活レベルが上がり、飲食習慣も変化するにつれて発症率も上がっていきます。乳がんは、早期に発見できれば治癒率が最も高いがんでもあります。中国では、75%の女性が自分の健康に関して関心が低く、よい診断方法の選択肢を持っていないため発見と治療の機会を逃しています。今回の講座では、科学的な予防方法と病気に対する知識を多くの方々にお伝えしてまいります。
第1回「女性健康講堂」は、10月26日に上海図書館多機能ホールで開催されました。テーマは、「身心と乳腺疾病」と題し、乳がんを体験された上海市交通大学品牌研究所の潘女史と上海市中医薬大学党委副書記の王教授、および中国発展研究院自然医学センター于主任医師が講座を担当され、乳がんの体験談や療法についての説明を行っていただきました。参加された約350名の上海市民の方からは多くの質問がだされるなど、講座の内容に多大な関心を持っていただくことができました。
上海図書館正面玄関に掲げられたPR看板
乳がんの早期発見、早期治療を推進する「ピンクリボン活動」は、世界的に年々活発化しており、コニカミノルタは欧米での寄付やボランティア活動、日本での大規模イベントの支援を行っています。また、コニカミノルタプラザ(東京都新宿区)では、ピンクリボン活動に因んだ企画展を開催し、乳がん早期発見への意識を高めてもらう普及活動を推進しています。 コニカミノルタは、今後も世界の社会から歓迎される貢献活動を積極的に展開してまいりたいと考えています。