文系の3人が、どうしてSEの仕事を選んだのか? 〜20新卒入社ホンネトーク〜
2022.1.28
コニカミノルタ情報システムに新卒入社した3人。20卒入社で同期の女性3人は、みんな文系出身者。そんな3人がどのような就職活動を送り、どうしてシステムエンジニア(SE)という仕事の道を選んだのか。彼女たちのホンネに迫ります。
左から
■R.A.さん
・成蹊大学 法学部 出身
・システム開発サービス本部 基幹システム部 所属
・現在の仕事内容:大規模基幹システムプロジェクトの補佐・システム開発、保守を担当
■R.S.さん
・日本女子大学 人間社会学部 出身
・基盤技術部 クラウドインフラグループ 所属
・現在の仕事内容:パブリッククラウド環境の環境構築、サーバーの運用・保守を担当
■N.A.さん
・茨城大学 教育学部 出身
・基盤技術部 ネットワークインフラグループ 所属
・現在の仕事内容:コニカミノルタグループ各社のネットワークインフラの設計、構築を担当
改めて自分の進みたい道を見つめ直す
– 就活はどんな感じだったの?
私は大学3年生の頃から、いろんな業界のインターンシップに参加していました。1dayのものをメインに、本当にいろいろ。手に職をつける仕事をしたいと思って、就活の最初の頃はメーカーなどの製造業を中心に活動していました。かまぼこ職人になれる会社を見に行ったりとか(笑)。
幅広いね!私の場合は、9割は教員を目指すような学科の出身。学生の半分くらいは、そのまま教職の道に進むのが既定ルートでした。3年生の12月頃までは教員になるつもりだったんだけど、民間就職に方向転換をしたんだよね。なので、4年生になる直前くらいから就活を始めた感じ。
私も似たような感じ。養護教諭になりたい人が専攻するような学科で、8割近くは養護教諭になります。なので、民間就職するのもかなり異例だったね(笑)。どうして民間就職をしようと思ったの?
この学科や教職に進むことを選んだのも、周りの人たちから「先生に向いてそうだよね」と言われたことがきっかけだったんだけど、いざ就活が始まるとなった時に改めて「自分がやりたいことってなんだっけ?」と立ち返った感じかな。しっかり考えてみると、やっぱりちょっと違うなと思って…。
そうなんだー。私は、もともと養護教諭を目指すきっかけになったのも、人の話を聞くのが好きで、いわゆる傾聴力が強みだと自己認識していたんだけど、その強みを教育の場以外でも活かせないかと考えたことがキッカケ。一度、教員の道を選ぶと、その先はずっと教員としてのキャリアになっちゃう。それはそれで学びになるとは思うんだけど、その道しか選択肢がなくなってしまうので。可能性を広げる意味でも、一度は民間企業などの違う世界で自分を試してみたいと思ったんだよね。周囲が教職になるために活動をする中で、私だけが就活をしていたんだけどね(笑)。
最初はSEの仕事さえも知らなかった3人
– システムエンジニアの仕事に興味を持ったのはどうして?
メーカー企業などを中心に就活を進めていた中で、ある時「自分の好きなことばかりを仕事にして良いのかな?視野が狭くなっているのでは?」と迷ってきたんだよね…。そこで、第三者の意見をもらおうと大学のキャリアセンターで相談した時に、「システムエンジニアも向いているのでは?」とアドバイスをもらって。聞いたことのない仕事だったので、それまで全く頭にもなかったな…(笑)。
私もシステムエンジニアという仕事の存在を知らなかった一人だよ。友人と就活の話をする中で、IT関連で就活を進めていると聞いて興味を持ったことがキッカケ。文系だったので、IT業界に就職できないのでは?という先入観のようなものがあったんだけど、調べてみると、文系でも歓迎している会社が多いんだというのを知った感じだね。
パソコンを使った仕事ができるイメージがなかったので、文系でもエンジニアになれるんだ!って思ったよね。そんな時に知ったのが、コニカミノルタ情報システム。コニカミノルタのプラネタリウム(満天)にも訪れたことがあって、「おっ!聞いたことあるな?」というのと、システムエンジニアを募集しているのを知って、インターンシップに参加したんです。
私がコニカミノルタ情報システムを知ったのは、合同企業説明会だったなー。コニカミノルタという社名は聞いたことあるくらいの状態だったけど、その合同企業説明会で、女性が多く参加していたブースだったので気になって参加してみた感じ。実は、他のIT系の企業は受けていなくて、当時は印刷業、文房具・紅茶メーカーなど小売業などを受けていたんだよね(笑)。
私も面接が始まった段階でも、まだいろんな業界を受けてたなー。IT業界を含めて、いろんな業界の内定をもらって悩んだんだけど、軸としていちばん大きかったのは、自分の強みである傾聴力が活かせるかどうかを大切にしてたかな。
私の就活軸は「人との関わりを大切にできる会社」。黙々とやるよりも、ユーザーや顧客と関わりを持てる仕事が良かった。教育学科を専攻していたこともあって、学校で教育実習を経験する中で、人との関わりは欠かせない、関係性の土台になるものという実感が強くなったんだよね。教職には就かなかったけど、そういった経験から「人との関わりを大切にできる仕事」を軸に将来を考えていった感じ。
ITの上流から下流までカバーしているから、コミュニケーション能力が活きる
– 就活時のコニカミノルタ情報システムの印象はどうだった?
インターンシップや面接に参加した時の人事の方の親切な対応が印象的だったなー。細かいことだけど、面接前に緊張をほぐしてくれたり、気にかけてもらえて。一つひとつの対応にアットホームさ、人の良さを感じたな。
それは私も感じた!私たち学生をぞんざいに扱うのではなく、仲間としてみてくれていた印象だったね。あとは、会社説明会で、IT業界の仕事はコミュニケーションが大切な仕事だと理解できたことが大きかったかな。特にコニカミノルタ情報システムは、ユーザーとの接点が大切な上流工程から関わる仕事なので、私の就活軸とも合致したんだよね。最終的にIT業界の企業では、コニカミノルタ情報システムしか受けていませんでした(笑)。
私も似ているんだけど、傾聴力を活かせる仕事の中で、さらにコニカミノルタ情報システムは働き続けやすい環境面をしっかりと整備していたことが魅力だったかなー。IT業界には、上流・下流などいろんなフェーズがあるけど、上流も下流も含めて、いろんなフェーズにタッチできるかは重要な要素でした。カバー範囲が広いということは、社内で様々な領域を経験できるので。転職するのではなく、コニカミノルタ情報システムの中でキャリアを選択していけるなと感じたことも魅力だったね。
たしかにー。その点はコニカミノルタ情報システムの特長だよね。大学を卒業したら一人暮らしをしよう!と決めて就活をしていたんだけど、コニカミノルタ情報システムでは独身寮の制度があることも魅力的だよね。今、利用してるけど経済面でもすごく助かってるな。
IT未経験の初学者でも、しっかりと教えてもらえる環境がある
– いま、どんな仕事をしているの?
私は大規模プロジェクトに参画して、主に開発を担当しています。今年からはローコード開発ツールなども使って、よりスピーディーに開発を行っていくようになりました。
私の場合は、配属がインフラ関連なので逆に開発をすることはほとんどないな。今はクラウドインフラをメインでやっています。でも、こういったクラウドのような新しい技術の情報はどんどん最新のものがアップデートされていく分野なので、常にアンテナを張っていなきゃいけない。
私はコニカミノルタグループのネットワーク構築の設計、ベンダー手配などのネットワークインフラの構築をやっています。現地立ち上げや立ち合いもあるので、割と出張や外出も多い方かな。
– 文系出身で初学者だと、最初は大変じゃなかった?
入社時のJavaなどの研修は受けたけど、プログラミング初学者だったので、当時はついていくのに必死だったなー。今でも日々勉強だけど(笑)。それでも、新しい言葉を学んでいく、そんな感覚で苦痛じゃなかった。むしろ、楽しかったなー。今の時代、インターネットなどで調べれば検索でヒットして知識を得られることも多いし、自分で調べていくことで身につきやすくもなるからね。
コニカミノルタ情報システムは初期教育もしっかりしているので安心はできたけど、それでも正直、私も最初は専門的な言葉だらけで、何を話しているのか分からない状態で(笑)。今でも、まだまだ基礎知識を積み重ねている状況だけど、学んだことを別のプロジェクトでも活かせたりするので、着実に知識を身につけていけてる実感はあるかな。
私は現場で学んでる実感が強いかな。実際にグループ会社の工場に出向いたりして、ユーザーの方やベンダーの方と話しながら、実地で学んできた感じ。最初の座学で基本の知識レベルは勉強できたとしても、実際の現場で活かすには、その後も継続して学び続けていくことが大切だよね。
そうだよね。私の場合は、毎日、夕方に30分くらいの時間でミーティングを設けてもらって、分からないことや困り事を解消してもらってました。コニカミノルタ情報システムには、協力会社の人も多いけど、みなさん、本当に親切に教えてくれるって印象です。
うんうん。新人であっても、先輩の仕事を横で見ることができる機会をもらえるので、学ぶ機会は多いよね。私の部署では20代の社員が私だけしかいないのもあり、可愛がってもらってるなって思うよ(笑)。
1年目の頃はマンツーマンで教えてもらうことも多いし、メンター制度(※若手の先輩社員がマンツーマンでサポートする制度)もあるので、分からないことがあればすぐに聞けたのは安心したよね。仕事以外の細かな確認や困っていることもサポートしてもらえて。
ヒトと関わり、学び続けられる人
– コニカミノルタ情報システムに合っている人って、どんな人だと思う?
一人前になるために、積極的に人と関わりを持とうとし、学び続けられる人じゃないかな。私自身も入社して感じたことだけど、いろいろと教えてもらえる環境はあっても、教えてもらうだけじゃなくて、自分で知識を身につけていこうとする意欲が大切だと痛感したんだよね。
そうだねー。私も同感だな。特に私の部署では、クラウド技術といった世の中的にも新技術を扱っているので、新しいことでも臆することなくどんどん学んでいきたい人には向いていると思うし、挑戦できることもたくさんあるからね。
私もみんなが言うように、人とのコミュニケーションは本当に大切だと思う。その他の視点だと、良い意味で「楽をしたい人」が向いているのかなって思うな。IT業界は変化が早い中で、ベストの解を提示していかないといけない仕事。学生生活の中でも「この課題、もうちょっとこうしたら楽にできるんじゃないか」「この研究、もっとこうしたら楽にできるんじゃないか」などサボるという意味じゃなくて、良くするという視点で現状に疑問を持ち考えられる人が、変化の早いIT業界に向いているのではないかと思うな。
そうだね。パソコンに黙々と向き合う仕事というイメージがあるかもしれないけど、本当にコミュニケーションが大切な仕事だと思う。特に、コニカミノルタ情報システムはユーザー接点も多いし、上流工程の仕事が多いからね。黙々と開発だけやりたいという人だと、うちの会社はミスマッチになっちゃうかもしれないね。
– 最後に一言ずつお願いします!
まだまだ勉強中ですが、お客様の一歩先を考え、お客様の望むシステムを提案できるよう心掛けています。要望をただ聞くだけではなく「ユーザーが本当に欲しい機能は何なのか?」を考えて、喜ばれる仕事をしたいです!
会社が何のためにあるのかというと、ユーザーの要望に応えるために機能として存在していると思っています。ですので、ユーザーの要望を叶えることはもちろんのこと、もう一踏み込んで、プラスアルファの提案をすることを心がけたいと思っています!
私の仕事は、直接ユーザーに接しているわけではないし、どのように役に立ったのか目には見えないけど、自分たちが構築したネットワークで生み出されたものが、間接的に社会貢献につながっていくことを意識して取り組みたいと思っていますね。日々の仕事の中でも、そういった先にいるユーザーへの貢献を意識して仕事をしていきたいです!