変化を柔軟に受け止める社風があるから、自分らしく仕事ができる
2023.11.16
コニカミノルタ情報システムで働いている社員にスポットを当て、社員のリアルな想いを届ける「コニカミノルタ情報システムの“ヒト”」。今回は、スウェーデン出身で、キャリア入社として2018年に入社されたJさんです。(インタビューは2023年10月の情報です)
・システム開発・サービス本部 基盤技術部 ネットワークインフラグループ
・日本電子専門学校 コンピュータネットワーク科 出身
・前職:出向先の大企業にてネットワークエンジニア
・2018年入社
「こうした方が良いのにな」と思ったことを発信できる場を求めて
-コニカミノルタ情報システムでは、どのような仕事をされていますか?
海外ネットワークの運用・設計やユーザーからの問い合わせ対応がメインです。国内案件では、セキュリティの導入や、基幹システムの老朽化更新なども担当しています。プロジェクトマネジメントから、サブネット単位のデータ管理まで幅広い業務を担っています。
-スウェーデン出身のJさんですが、日本で働き始めたきっかけは?
来日したのは2011年で、日本に興味があり、行ってみたのがきっかけです。日本語の勉強が楽しくて、もうちょっと日本に残りたいと思っていたところ、当時通っていた日本語学校の先生に「ITの専門学校に通ってみては?」とアドバイスをもらって。というのも、スウェーデンの高校で学んだコンピューターネットワークが面白くて、いつか本格的にやってみたいと思っていたんです。それで日本の電子専門学校で2年間学んで、日本の企業に就職しました。それが前職です。
-1社目はどんな会社でしたか?転職に至った経緯は何だったのでしょうか。
客先常駐型の会社で、大企業へ出向してネットワークエンジニアの仕事をしていました。業務内容自体は今と大きく変わりませんし、働きやすさには満足していました。
ただ責任の範囲が大きく違いましたね。あくまで顧客先での仕事をサポートをする形ですので、設計などの上流フェーズを任されることはなく、例えば「ここのプロセスはもう少し効率化できるので、こうしたらどうしょう?」といった進め方などについて、自分の意見をアウトプットすることが叶う環境ではありませんでした。
-あくまで上流部分は顧客側が押さえていて、設計から関われる機会がなかったんですね。
そうですね。「こうした方が良いのにな」と思っても、それを発信できる立場にはありませんでしたので、少しもどかしかったですね。客先常駐型のSESという立場だったのもありますが、マニュアル通りにやることが求められましたし、そもそも業務に関わるコアな情報も開示されることもありませんので、指示通りに取り組むしかないところもありました。
実はスウェーデンでは3年ほど郵便局で配達の仕事をしていたんですが、働き方がすごくフレキシブルで。1人でずっと車を運転して、どのように配達するかは自分の裁量で決められる環境だったんです。そういったフレキシブルな環境に慣れていたのもあって、とてもジレンマを感じていたのは確かですね。
SESの立場ですとごく当たり前かもしれませんが、メンバーの行動を細かく管理する“マイクロマネジメント”のスタイルは、自分には合わないんだと感じました。もちろん、そのようなスタイルの方が仕事がスムーズに進むという人もいますけどね。私は、もう少し自分の頭を使って、自分で判断して、自由度高く、意見の発信や改善提案ができる環境で働きたいなと感じたんです。
パフォーマンスを最大化する、強力なチームワークも魅力
-そんな中で出会ったのが、コニカミノルタ情報システムだったのですね。
はい。もともとは転職エージェントに勧められたのが、コニカミノルタ情報システムを知ったきっかけです。採用面接で自分のやりたいことや働き方などを話す中で、ここでなら、これまでのスキルや知識を活かして自己責任で仕事ができるだろうと確信して入社を決めました。
転職エージェントからはいくつかネットワーク系の会社も紹介してもらったのですが、その中でもコニカミノルタ情報システムは、プロジェクトの要件定義から運用まで幅広く担えて、設計や進め方などにおいて自分のアイデアや考えが活かせる環境がありそうだと感じましたね。
-顧客に対して自分の判断でサポートできたり、意見を発信できるような環境を求めて転職されたわけですが、実際に入社していかがですか?
今はまさに、自分が求めた環境で仕事ができていると感じています。過去にインタビューにも登場しているIさんが私の上長なのですが、メンバーを信頼して委ねてくれるスタンスなんです。例えばネットワーク関連の業務だったら、私の専門領域ということで、一定の権限をもって進めさせてもらえる部分も多いです。以前と比べて、格段に自身の裁量が大きくなったと思います。
それと、魅力を感じている点としては、グループ間の協力が活発ということですね。前職では組織が縦割りで、他の部署と連携するケースがあまりなかったのですが、コニカミノルタ情報システムの場合ですと、自分たちのグループ内で解決できない課題が出てきた時には、「あの人に相談してみると良いんじゃない?」といった感じで、他部署と意見交換をしたり、アドバイスをもらったりすることも多いんです。逆に私たちも、ネットワークのことで他のグループから問い合わせや相談依頼もよく来ますしね。
各部署の上長を必ず通さないと…といったこともなく、メンバー同士で気軽に連携できるフラットな体制ですので、話も早いです。それで解決できなかった場合は、「じゃあ上長に相談しようか」という形になるので、コミュニケーションがとてもスムーズですね。
-セクショナリズムとか枠組みなどで考えるのではなく、“顧客のためにみんなで取り組もう”というコニカミノルタ情報システムが大切にしている社風があるのかもしれないですね。グループ間の協力体制があれば、顧客から「○○で困っていて」と相談が入った時も簡単にNOと言わず、課題にしっかり向き合えそうですね。
まさにそうですね。グループの横のつながりがあり、情報共有やアイデア交換が盛んなことで、顧客に対してのパフォーマンスを最大化できているように思います。
以前の職場では情報が閉ざされたクローズな環境で仕事をしていたので、顧客がどんな業務のために、どんな管理がしたくてシステムを導入するのか、どういう風に使うのか、なかなか私までは情報が降りてこなかったんです。目の前に降りかかってきた仕事に対応するのにとにかく精一杯で。今では、いろんな周辺情報も入りやすい環境なので、一歩踏み込んだ提案がしやすいですね。
-周りを取り巻く状況とかが分かっていると、本質的な課題に気付けますよね。
そうですね、「⚪︎⚪︎を導入したいんですけど」というご依頼に対して、ただ表面的に受け取るのではなく、周辺情報から総合して考えると、もしかして、「⚪︎⚪︎ではなくて、△△をしたいということでは?」と顧客の悩みの本質が見えてくることも多いですね。
-グループ間の強い結びつきや連携があることで、顧客が求めるものに、より深く寄りそったITサービスを提案できているわけですね。
顧客の最適なIT活用をプランニングできるエンジニアへ
-コニカミノルタ情報システムで「ここが良い」と感じているカルチャーはありますか?
変化や改善に対して前向きに取り組むところでしょうか。例えば、ネットワークやシステムの運用で改善の余地がありそうなところがあると、すぐ「改修しましょう」となることが多いです。以前の会社だと、あまり改善することに前向きではないところもあり、「今まで問題なくできているから、このままでいきましょう」と現状維持を貫くことが多かったんですよね。
-なるほど。そのように、コニカミノルタ情報システムが変化や改善に対して寛容なのは、どのような背景があると思いますか?Jさんのお考えで構わないのですが。
ご存じの通り、コニカミノルタは、コニカとミノルタという2つの会社が経営統合して発足しました。全く違う文化を持つ会社2つが、いきなり協力する形になったわけですから、それぞれが今までのやり方を継続する形では限界がきてしまう…という状況だったのかなと想像します。
新しい形で発展していくには、違った文化や多様性を受け入れる必要があって、それを乗り越えて強くなっていった歴史が影響しているのかな…というのが個人的な考えです。
-変化を受け入れることが成長につながることを知っているから、ということですね。1社だけで経営していたら気付かないことかもしれませんね。
そうですね。これまでの考えや方法に固執しないというか、多様性や新しさをフレキシブルに受け入れる、グローバルな考えがコニカミノルタ情報システムにはあるように思います。
-これからのキャリアの中で、どういうことに取り組んでいきたいですか?
より広い視点で、会社のIT戦略に踏み込めるようなネットワークエンジニアへ成長したいですね。
以前の職場では運用が中心で、部分的な指示への対応が多かったので、システムの全体イメージまで見えていなかったんです。コニカミノルタ情報システムでは、大規模なシステムだったり、上流フェーズから関わったりする案件も任せてもらえるので、顧客の業務理解も進みますし、システムやネットワークの全体像が把握できるようになったように思います。
今後は、ただ部分的なネットワーク運用やシステム更新というだけでなく、もっと大きな枠組みで、ITをどう活用していくのかというプランニングに関わっていくのが目標です。
例えば、同じ機能でコストダウンが図れるものがあれば新しく導入したり、活用できていない不要なシステムがあれば、その予算で別の提案をしたり。そしてその新しい提案のためには、社内システムの把握や新規技術の取得も欠かせませんから、これからも継続して学びを深めていきたいです。
私が大切にしたいコニカミノルタのバリュー
Customer-centric
Innovative
まず顧客が「何がしたいのか?」を把握すること。それを踏まえて、顧客と一緒にソリューションを考え、サポートすることが私たちの役割です。なおかつ、最適なソリューションのため、常に新規技術や前向きなアイデアを提案し続けることを大切にしています。