コニカミノルタ

色色雑学

色の見え方から色を数値化する方法などテーマ毎にストーリー仕立てで紹介

01色の見え方と表現方法

あたりを見回しただけでも、わたしたちの目には、いろいろな色が飛び込んできます。色は、わたしたちのまわりに無意識のうちに存在していますが、同時に、長さや重さのようにスケールや単位をもっていませんので、だれもが一つの表現で共通にコミュニケーションすることができません。例えば、「青い海」や「青い空」と言っても、個人個人によって感じ方が異なるため、いろいろな青があるはずです。そこに、色のむずかしさがあります。では、わたしたちは色についてどのような知識をもてばよいのでしょうか。
  • なぜ、りんごは赤く見えるの?

  • 人間は、特定の波長を色として感じることができます。

  • このりんごは、どんな色?

  • 同じ色のはずなのにどうして違って見えるの?

  • ふたつの赤い球。この色の違いを、誰かに正確に伝えてください。

  • 「色合い」「明るさ」「あざやかさ」。色の世界は、3つの要素の組み合わせ。

  • 色相、明度、彩度。色彩の世界を立体で見ると…。

02測色計で色を数値化

誰もがもっと簡単に、もっと確実に色を伝え合うために、色彩の歴史の中では、さまざまな人々が独自の方法で複雑な計算式を使いながら、色を定量化して表わすことに着目しています。つまり、長さや重さと同じように色を数値で表わす方法を考案したのです。では、色を数値化することはどのような方法があるのでしょうか。
  • 色相、明度、彩度に目盛りをつけると、色のモノサシ(数値化)ができます。

  • 色の数値化には、表色系を使用します。1

  • 色の数値化には、表色系を使用します。2

  • 微妙な色の違い(色差)を伝えることも、測色計は得意です。

  • 人間の目では同じように見えても、測色計で測ってみると微妙に違っていることがわかります。

  • 新しい色差式(CIE DE2000)について。

03測色計の基礎知識

色についての最も基本的な「りんごはなぜ赤く見えるのだろう?」「色の見え方の違いはどうして起きるのだろう?」といった、ごく当たり前のように思えることが、案外よく分からないものです。生産現場や学術研究の場における色彩管理に、いっそうの厳密さが要求されるようになると、さらにくわしく色の正体を知ることも必要になってきます。ここではその色の世界に、もう少し深く入り込んでみましょう。
  • 私たちが色を感じるプロセスと測色計の違いについて。

  • 光(色)の成分はどうなっているのか、実際に見てみましょう。

  • 測色計を使って、いろいろな色を測ってみましょう。

  • 光源が変わると、色の見え方はこんなに変わります。

  • ちょっと複雑な「条件等色」(メタメリズム)の問題。

  • 分光測色計を使うと、こんなに簡単に問題を解決できます。

04測色計を選ぶための基礎知識と測定事例

これまで色について勉強してきたように、測色計を使えば色の数値化ができ、色についてのコミュニケーションがスムーズに行えること、色についていろいろな角度から分析できることがわかりました。ここでは測色計を選ぶための基礎知識を中心に、測定結果に影響をおよぼす特殊な色や条件について勉強してみましょう。
  • 見る方向や照明の位置の違い。

  • 色と光沢(SCE方式とSCI方式)。

  • 特殊な色の測定。

  • 測定物や条件によってはこんな注意が必要です。

  • 仕様表から読み取れる大切なこと。

色の用語いろいろ

ここでは、色に関しての用語を中心に、詳しく解説していますが、JIS(日本工業規格)に基づいた文章表現でまとめていますので、今までの文章に比べてむつかしい言葉や計算式等が多くでてきます。したがって、ここでは色に関する参考資料としてご一読いただければと思います。