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「新しい画像技術の探求」をテーマに
「平成21年度 コニカミノルタ画像科学奨励賞」を公募

2009年6月29日

コニカミノルタ画像科学振興財団(理事長:植松富司、コニカミノルタホールディングス株式会社 名誉顧問)は、新技術がめまぐるしく開発される画像分野で、新しい画像技術の探求を基本テーマに「平成21年度 コニカミノルタ画像科学奨励賞」を広く公募いたします。応募締め切りは2009年9月30日です。

画像科学の領域は、ハードコピーから液晶や有機ELに代表されるソフトコピーへの潮流が形成されつつあります。これに用いられる材料・デバイスはナノテク領域へ拡大し、医学分野では、ライフサイエンス領域まで、画像科学が展開されています。今年で第16回を迎える「コニカミノルタ画像科学奨励賞」は、次の3分野に分けて研究テーマを募集します。

  1. 画像に関する材料及びデバイスの研究
  2. 画像に関するシステム及びソフトウェアの研究
  3. 画像に関するその他の先端的な研究

今年度からより幅広く研究テーマを助成するため、新たに進歩賞を設けました。
奨励賞は4件程度(副賞:1件100万円)とし、進歩賞は5件程度(副賞:1件50万円)とします。応募要領は下記のとおりです。

コニカミノルタ画像科学振興財団は、1966年の設立以来、画像科学の研究や写真にかかわる文化活動を助成することで、学術を振興し、文化を向上させることを目的に活動を続けてきました。その活動の中でも、1994年に開始した「コニカミノルタ画像科学奨励賞」は、様々な新技術の核となる画像分野で活躍する若手研究者に、その研究活動を援助する目的で幅広く公募するものです。

今年も、様々な研究分野における画像技術の活用や、斬新な発想による画像科学に関わる研究のご応募をお待ちしております。

平成21年度 コニカミノルタ画像科学奨励賞応募要領

コニカミノルタ画像科学振興財団では、「新しい画像技術の探求」を基本テーマに、コニカミノルタ 画像科学奨励賞の一般公募を行います。

基本テーマの趣旨

近年、可視化された画像が社会環境、生活環境に大きく関わりを持つことが認識され、単に画像工学的見地からだけでなく、社会科学的見地からも総合的に把握する学問であると考えられています。また、人間の視覚機能と識別評価機能を通じて、芸術、経済、社会などの広い分野を含めた総合的学術活動として国際的に認知され、"Imaging Science" として広く定着するようになりました。そこで、この分野の新しい画像技術の探求を主たる狙いといたします。

【対象】

(1)対象となる研究分野

画像科学の領域は、ハードコピーから液晶や有機ELに代表されるソフトコピーへの潮流が形成されつつあります。これに用いられる材料・デバイスはナノテク領域へ拡大し、医学分野では、ライフ サイエンス領域まで、画像科学が展開されています。これらの研究をはじめ、様々な研究分野における画像技術の活用や斬新な発想による画像科学に関わる研究のご応募をお待ちしております。
なお、便宜上、以下の3分野に分けてテーマを募集します。

  1. 画像に関する材料及びデバイスの研究
  2. 画像に関するシステム及びソフトウェアの研究
  3. 画像に関するその他の先端的な研究

(2)応募資格

日本の大学、国公立及び民間公益研究機関の画像科学に関する研究者で、個人またはグループを応募資格とします。但し、年令は40才以下(応募締切の9月30日現在、グループは代表者)とします。

【概要】

(1)奨励賞・進歩賞及び副賞

より幅広く研究テーマを助成するため、新たに進歩賞を設けました。
奨励賞は4件程度、副賞1件100万円とし、進歩賞は5件程度、副賞1件50万円とします。

(2)研究報告

奨励賞・進歩賞を受けられた方には1年後「研究経過報告書」を提出して頂きます。

【選考委員会及び選考基準等】

(1)選考委員会

三宅 洋一 千葉大学名誉教授を委員長とする「奨励賞選考委員会」で厳正に選考します。

(2)選考基準等

  1. 発想の独創性:テーマや内容に独創的な発想があり、研究の発展が見込まれること。
  2. 計画の実現性:助成により、計画の所期の目的達成が促進されると認められること。

【応募手続】

(1)申請書

当財団ホームページ http://konicaminolta.jp/pr/foundation/より申請書のフォーマットをダウンロードしてご利用ください。

(2)応募

平成21年9月30日(必着)までにご郵送ください。

(3)結果通知

平成21年12月以降

(4)注意事項

  1. 申請書はご請求がない限り返却致しませんのでご了承下さい。(他資料添付は不要)
  2. 受賞された研究についての学会発表(論文、口頭)の際は本助成を受けた旨を明記して下さい。
  3. 入選者の氏名や研究テーマを新聞、雑誌、インターネットなどで公表することがあります。
  4. その他の応募の際の留意点は当財団HP内、注意事項をご覧下さい。

【財団事務局/申請書送付先】

〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-1 コニカミノルタホールディングス(株)内
コニカミノルタ画像科学振興財団事務局
Tel(03)6250-2050 Fax(03)3218-1361

参考:過去5回 歴代受賞者とテーマ(五十音順)

平成20年度【第15回】

  • 石河 睦生氏(東京工業大学大学院 総合理工学研究科 特別研究員)
    「3次元超音波イメージング用マトリクスアレイ圧電薄膜トランスデューサ」
  • 大寺 康夫氏(東北大学大学院 工学研究科 准教授)
    「マルチバンド画像計測用フォトニック結晶型モザイク波長フィルターの研究開発」
  • 高橋 幸生氏(大阪大学大学院 工学研究科 特任講師)
    「X線回折顕微法のための超解像位相回復アルゴリズムの開発と金属材料のナノ組織解析への応用」
  • 波部 斉氏(奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 助教)
    「デジタルカメラを用いた発展途上国向け白内障スクリーニングシステム」
  • 山谷 泰賀氏(独立行政法人放射線医学総合研究所 主任研究員)
    「がん診断と治療を融合する開放型PET装置の開発」

平成19年度【第14回】

  • 竹岡 敬和氏(名古屋大学大学院 工学研究科 准教授)
    「全反射型ディスプレイ開発を目指した角度依存性のないアクティブフォトニック結晶の創製」
  • 長尾 大輔氏(東北大学大学院 工学研究科 助教)
    「レーザー誘起熱分解法を利用した発光性誘電パターン薄膜の開発」
  • 西村 智氏(東京大学 循環器内科 研究員)
    「生体内分子イメージング手法を用いたメタボリックシンドロームにおける細胞ネットワーク ・機能異常の解明」
  • 宮丸 文章氏(信州大学 理学部物理科学科 助教)
    「テラヘルツ光による癌診断イメージングシステムの開発」
  • 柳田 健之氏(東北大学 多元物質科学研究所 助教)
    「無機ファイバーシンチレータを用いた高解像度ガンマカメラの開発」

平成18年度【第13回】

  • 秋田 英万氏(北海道大学 大学院薬学研究院 助手)
    「1遺伝子リアルタイムイメージングを用いたアデノウイルスとの細胞内動態比較に基づく 次世代人工遺伝子ベクターの開発」
  • 田中 利恵氏(金沢大学 大学院医学系研究科保健学専攻 助手)
    「フラットパネルX線ディテクタ(FPD)による胸部血流動態画像診断システムの開発」
  • 中山 健一氏(山形大学 工学部機能高分子工学科 助教授)
    「メタルベース型有機発光トランジスタの開発とディスプレーデバイスへの応用」
  • 波多 聰 氏(九州大学 大学院総合理工学研究院 助手)
    「透過電子顕微鏡を用いた暗視野トモグラフィーによる結晶材料ナノ構造の3次元イメージング」

平成17年度【第12回】

  • 池谷 裕二氏(東京大学大学院)
    「単一細胞解像度をもった神経活動の大規模イメージング」
  • 白石 幸英氏(山口東京理科大学 基礎工学部物質・環境工学科 講師)
    「液晶分子保護金属ナノ粒子添加による超高速応答液晶デバイスの開発」
  • 橋本 守 氏(大阪大学大学院 基礎工学研究科 助教授)
    「分子のベクトル場的分布画像を観測する光学顕微鏡システム」
  • 山本 卓明氏(九州大学大学院 医学研究院整形外科学 助手)
    「ステロイド誘発骨壊死症の超早期診断と臨床経過の予知を目的とした新しい3次元MRI画像診断法の確立」

平成16年度【第11回】

  • 植田 琢也氏(千葉大学大学院)
    「腫瘍血管新生の動態解析を目指したCT灌流画像(CTパーフュージョン)解析モデル確立と解析プログラム開発」
  • 菊池 昭彦氏(上智大学)
    「窒化物ナノコラム半導体を用いた高効率紫外線発光デバイスの開発」
  • 西岡 賢祐氏(北陸先端科学技術大学院大学)
    「直線偏光Nd:YAGレーザーを用いたSiドットの2次元規則性配列」
  • 波多 伸彦氏(東京大学大学院)
    「胎児外科手術のための画像誘導手術ソフトウェア」

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